社会人になると、家と会社の往復がメインになってしまい、なかなか好きな時に好きなことをできる「自分の時間」が確保しにくくなってきます。
周りで楽しそうに過ごしている人を見ると、「なにか楽しいことないかな~」「もっとワクワクする毎日だったらいいのに」と感じていませんか。
大人になると、自分の好き嫌いや、合う合わないが経験から何となく予想できるようになり、いい意味でも悪い意味でも「諦め」を覚えていくことで、毎日に目新しさがなくなってしまいます。
でも、周囲では
なんて言葉が飛び交っていたり、本当に楽しそうに生きている人を目の前にすると、素直に「いいな~私の人生にも楽しいことないかな?」と思うのと同時に、「私の人生なんて、どうせこのまま毎日平凡に何もなく終わっていくんだ」なんて悲観的な気分になってしまうこともありますよね。
私たちの人生の多くを占める「働くこと」に関して、一昔前までは、終身雇用・ガマンした分がお給料なんて言葉が当たり前に使われていました。
しかし、最近では「自分らしく生きる」ことが認められるようになってきている分、「自分の好きなこと」「自分にとって楽しいこと」が分からず、モンモンとして過ごしている人も少なくありません。
そこで、数年前まで「どうせ私なんて・・・」「○○さんみたいに、私にも人生楽しいことないかな~」と考えていた私が前向きに考えられるようになったキッカケや、周りの友人で「何だか最近生きることが楽しい」「自分らしい生き方が見えてきた」と話している人たちが、何をしたのか?具体例を挙げながら、自分らしく楽しく生きる秘訣をご紹介します!
「楽しいこと」ってなに?
「もっと楽しいことないかな??」と誰もが思ったことがありますが、一体「楽しいこと」とはなんでしょうか。
「楽しい」を調べると、
と説明があります。
「楽しい」は少し抽象的な言葉であり、人によって「楽しい」と感じるシチュエーションやタイミングは異なります。そのため、
と言えますね。
感覚の部分が大きいから、学生のときと社会人ではワクワクする状況が違うので、どんな状態で満たされるのか、自分を知るのが大切です
「なにか楽しいことないかな~」と思っている人の特徴と心理
まず、「楽しいことないかな・・・」「友達が毎日楽しそうで羨ましい」と感じてしまう人の特徴や心理状態というのはどんな状況なのか!?私の過去の経験を踏まえ見ていきます。
友人を羨んでいた私の話
私は、数年前まで一般企業に勤めており、仕事のトラブルもなく、大きな成功や喜びもないけど、その分大きな不幸もない淡々とした毎日を「幸せ」だと感じていました。
高校や大学の友人と話していても、同じような印象だったので、それが当たり前だと思っていましたが、久しぶりに会った友人と話している時、
今、趣味の○○にハマっていて、来週も会社の人と出かけるんだ~
楽しそうだね
と返事をしたものの、自分が夢中になれることがある友人に対して、「人生充実していて羨ましい」「私には何もない」と焦っている自分に気がつきます。
ふと周りにいる会社の後輩や同期と話していると
この前、同期皆で旅行に行ったんです。スゴイ楽しかったです
先輩に誘われて、今流行りの○○してきたんだ。今までにない体験で面白かった~
など、周りが楽しんでいる姿ばかりが目につくようになっていきました。
この時「私の人生にも何か楽しいことないかな~」と周りを羨ましく思ったり、自分の変わり映えのしない毎日を寂しく感じました
私と同じような経験や感情をもったことのある人も多いのではないでしょうか。ここから当時の私や、「楽しいことが無い」と感じている人の特徴を見ていきます。
特徴1:周りが楽しそうに見えてしまう
楽しいことがなかなか探せない人の特徴として、
・人が楽しそうにしているように感じる
ことがあります。
相手の楽しい「ある瞬間」だけを見ていませんか。周りから見たら、あなたにも「楽しそう」と思われることはあります。
ただ、それに気づかなかったり、そのことよりも周りの方が良く見えてしまうと、「私にもなにかたのしいことないかな・・・」という気持ちになってしまいますよ。
特徴2:「楽しいことが無い」が口癖になっている
周りが羨ましく見えている時は、「自分には楽しいことが起こらない」「周りの方が楽しいことをたくさん経験している」と考えている可能性があります。
「○○さんは良いな~私には楽しいことがない・・・」なんて思考や口癖が定着していないでしょうか。
そんな言葉をいつも聞いているのは自分なので、知らない間に「私には楽しいことが無い」という思い込みで目の前の面白そうなことに気付けなくになってしまいますよ。
まずは、自分にも起こっている楽しいことに気付いて、それをちゃんと受け止めてみましょう。自分の人生でもワクワクする体験があれば、人と比べる事も減っていきます。
特徴3:諦めてしまっている、自分から行動しない
楽しそうな生活をしている人を見ると、羨ましくなるのと同時に、「私にも何かおもしろい体験は起こらないかな」「誰か誘ってくれないかな~」と考えていませんか。
私も友達が楽しそうにしていると「私にも何か起こってほしい」と思ってはいても、そこから行動することはありませんでした。
もし、「次は私も一緒に行っていいかな?」と言っていたり、自分で何か企画して「一緒にここに行ってみない?」と誘っていたら、自分で楽しいと感じることを作り出せます。
当時の私みたいに、楽しいことが向こうからくるのを待っていては、何も変わらないか、よけいに周囲と比べる気持ちだけが大きくなってしまいますよ
自分の人生を楽しくした人の事例
では、「人生を楽しい」「今、幸せ」と前向きに生きている人は、どうやって自分の気持ちを満たしていったのでしょうか。
今回は私の友人で、数か月前まで「なにか楽しいことないかな~」とつまらなそうにしていたのに、「最近人生が楽しくなってきた!」と話す人がどうして変われたのか、を一緒に探っていきましょう。
ケース①副業で自分らしさを見つけた友人
一般企業で働いているAくんは、人生可もなく不可もなく・・・といった感じの毎日を送っていました。ところが最近、
最近、会社以外でも自分で稼ぐ力がほしいな~と思って、WEBサイトで自分が得意な「マーケティング」の商品を売り始めたんです!
え~スゴイね。しかも、なんか楽しそう
そうなんですよ。会社で営業をして何か商品が売れるのも嬉しいんですが、「自分が作ったもの」を誰かが買ってくれて喜んでもらえる声を直接聞けるのが楽しくて
さらに「もっと良いものが対応できるかも」とか、「どうしたらもっとたくさんの人に届くかな?」とか考えていたら、色んなことが仕事と副業両方にも活かせる経験になってきたので、すごくワクワクして
勉強が嫌いだと思っていたんですが、自己成長が感じられたり目標があると、学ぶのも楽しいことが分かりました
Aくんのように、自分を表現できる場ができて、それを喜んでくれる人がいると、人生の目標ができ、それを達成する喜びが生まれてきます。
ケース②同じ目標に向かう仲間を見つけた友人
30代のOLであるBさんは、特に大きな不満はないけど、結婚した友達とはなかなか会えないし、話も合わなくて寂しい・・・と感じていました。そんなとき、オンラインコミュニティに参加することにしたそうです。
最近、自分でなにかしたい人たちのオンラインコミュニティに参加したんだ!
え~すごい行動的だね
入るときは知らない人ばかりだからドキドキしたけど、私みたいな人が多いから安心したよ。あと、「会社に不満はないけど、なんか楽しいことないかな~」って考えている人たちが、自分の得意なことを増やしていこうっていう学べる場なのも嬉しくて
自分で会社を経営している人とか、発信している人がたくさんいて、刺激になっている。お互い応援し合って、一緒に行動して変わっていこうと思ってるんだ
自分がポジティブになっていったら、自分が変わっていくのが実感できて、毎日がワクワクしてるよ
本当に楽しそうだね。聞いている私もパワーもらえるよ
Bさんのように、少し行動したことで、応援し合える仲間ができて、自分がこれからどう生きていこうか!?と前向きに考えられるキッカケにもなります。もし、気になることがあったら勇気をだしてチャレンジしてみるといいですね。
ケース③ものごとの見方を変えた友人
人生をワクワクさせるためには、何か大きく自分を変えないといけないと考えてしまいがちですが、そんなことはないんですよ。
私の学生時代の友人Cさんと久しぶりに会った時、特に大きな環境の変化などはありませんでしたが、何だか楽しそうにしているので話をしてみると、
久しぶりだね、元気だった?仕事はどう??
大きな変化はないよ~会社も今までと変わらないし、ただ年を重ねているだけ(笑)
確かに年はね・・・(笑)でも、前に会った時よりハツラツとしている気がするけど
あ~、なんかね、今までイライラしてた原因を考えて、それを気にしない・止めるようにしたからかも
具体的に何したの?
自分がイヤだな~と感じることをしないと決めたのと、無理をしないと割り切ったからかも。具体的には、人と比べてもしょうがない。人の悪口には参加しない。できるだけものごとの良い面を見るようにするようにしたら、なんか気持ちが楽になったよ
無理をしないで、自分らしく生きるのって大切だと改めて感じた~
Cさんは、とても周りに気を使う人で、いつも「これをすると誰かに迷惑が掛からないかな?」「今この発言をすると空気を壊さないかな?」など自分の気持ちより周りの調和を優先するタイプでした。
時には、周囲を意識するのも大切ですが、それによって自分が息苦しくなってしまっては意味が無いですよね。自分と周りとの距離感やバランスを心地いものにすることで、気持ちを楽にして、前向きに過ごすことができますよ。
自分の人生を楽しくした私の話
ここでは、どこにでもいるOLからフリーランスになり、人生を楽しんでいる人が周りに多いせいか
と言われることもありますが、正直そんなことはありません。周りが楽しそうに自分の好きなことを見つけている人が多いために、
私には特に趣味もないし、自分の時間をどう楽しんだらいいか分からない・・・正直、つまらないかも・・・
と思うこともありました。でも、今ではそんなことを考えることもなくなってきました。「何か楽しいことないかな~」と思っていた頃から、「今が楽しい!」と思えるようになったキッカケや考え方を紹介します。
当たり前のことに感謝を忘れない
OLを辞めて、あるいど自分の自由に生きれるようになったとき、最初は平日に買い物するなど楽しんだりできて、その状況に感謝していましたが、だんだん当たり前になってきました。
最初は感動したことや嬉しかったことも、日常になってしまうと、自分の中で「ありがたみ」がなくなってしまいますよね。
私も、自由な時間があるのが当たり前・仲間がいるのが当たり前・お給料がもらえるのが当たり前・・・になっていた時、他の会社で働く機会があり、今の環境がいかに恵まれているのかを改めて感じた瞬間がありました。
それからは、今自分と一緒にいてくれる人や、日々の嬉しいことや楽しいと感じたことに目を向けるようになったり、相手の事を考えるようになりました。
日常的に「楽しいこと」「ありがたいこと」「相手のこと」を考える思考が身に付くと、友達が連絡をくれただけで嬉しくなったり、一緒にご飯を食べられる時間を幸せに感じるなど変化がでてきます。
ものごとに感謝をできるようになると、ポジティブな考え方ができるようになり、同じことが起きても、「プラスに考えられる力」がついてきますよ。今ある仲間や自分の状況を改めて考えてみるのもおススメです。
したことないことにチャレンジしてみる
年齢を重ねると、だんだん新しいことにチャレンジするのが億劫になってしまったり、経験から「面倒くさそう・・・」と勝手に決めつけて、「食わず嫌い」になっていることはありませんか?
私も、何か知らないことに誘われると、どうしても行かない理由を先に考えてしまうクセがありましたが、そうすると自分の可能性やチャンスを逃してしまうことに気付きました。
今では、誘われたらよほどのことが無い限り、「できるだけ参加してみよう・・・」「行動してみよう」と考えています。
今までに、ボルダリング・サバゲ―・キャンプ・スポーツ大会・テニスなど、社会人になってしたことのないことを試したことで
など新しい発見がありました。
もし、何か声をかけられたら、よほどのことが無い限りチャレンジしてみると新しい趣味や仲間が増えて楽しい時間が過ごせますよ。
自分で選択していると自覚する
OLを辞めて、一番変化があったのが、「自分で人生の選択してる」と実感していることです。
今まで、中学の部活・高校受験・大学受験・就職と色んな選択をしてきましたが、いつも誰かの視線や意見を気にしながら決断をしていました。
・この会社に入ったら親は応援してくれるか
そして、起こった事に対しては誰かのせいにして、自分で変わろうとしていない状態で
・こんなに仕事を回されるのは○○さんが仕事ができないから
など。もしかしたら、批判していた内容の中には一部事実があったかも知れませんが、そこからどういう選択をして自分で選ぶかを決めるのは自分自身です。
OLを辞める時に両親や友人から「そんな大手の会社もったいない」「お給料が安定してないなんて不安じゃない?」などいわれ心が揺れることもありましたが、
と決め、何かあったらまた働けばいい。と腹をくくり、フリーランスで仕事をしていくことに決めました。
その後、大変なこともありましたが、大切なのは自分がどう判断して決めるか、自分で納得できるかを大切にしてきたので、誰かのせいにしたりすることもなくなり、同時に相手のことも尊重できるようになってきました。
相手は変えられませんんが、自分を変えることはできます。もし、何か起きた時に誰かのせいにしていたり、人の目を気にしてしまうのであれば、本当は何がしたいのか、自分が納得できる選択をしてみてくださいね。
まとめ
同じような毎日を過ごしていると、「つまらないな。何か楽しいことないかな~」と考えてしまうこともありますが、自分の考え方や行動を少し変えてみるだけで、日々のワクワクに気付くことができますよ。
人生を楽しそうに過ごしている人と自分を比べるのではなく、自分の「楽しい」を見つけるために、何か1歩踏み出してチャレンジしてみてください。
これを読んでくれたあなたが、自分らしく人生を送れることを願っています!!
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