働いていると失敗をしてしまったり、問題とぶつかってどうして良いか分からなくなった経験ってありますよね。
私も過去に、仕事ができなくて誰かに代わりに対応してもらったり、ミスを怒られたり、失敗のせいで周囲に余計に残業されてしまったり・・・というときは、「私って仕事できない人!?辞めたほうが良いかも・・・」なんて生き方まで考えたことがあります。
皆さんも
・上司に怒られた
・ミスが多発して自信がなくなった
なんて仕事の経験から「自分みたいに仕事できない人はどういう生き方が合ってるんだろう・・・」と考えたことはないでしょうか。
経験や自信がものを言うこともありますが、そもそも
・仕事の仕方
・自分との向き合い方
を変えるだけでも仕事できない人として生き方に悩むことは減らすことが可能ですよ。
そんなわけで、今回は過去に
・メールの誤送信で取引先の人にご指導頂いた
・仕事のミスで取引先に課長と営業担当者と一緒に謝りに行った
そんな経験がある私が「あなたに仕事を任せたい」とお願いされるまでになった体験を元に、仕事できない人だって方法さえ見つければ生き方が楽になることを伝えさせていただきます!
誰でも始めて対応することは上手くいかないけど、後輩に追い抜かされていったり、競争社会で生き残れるか不安になっている方はぜひチェックしてください。
仕事ができる人と仕事ができない人って何が違うのか?
そもそも仕事ができる人と仕事ができな人は何が違うのか、を考えていきましょう。
仕事ができない人とは・・・
周りの仕事ができな人や自分自身で仕事ができないな・・・と感じてしまう原因はいくつかあります。
・1人で抱えきれない量の仕事をしている
・自分だけで何とかしようとしている
・いつも同じところでミスをしている
・サボっている、難しい仕事はしない
・仕事の優先順位がつけられない
・何をしているんだか分からない
・対応能力がない
・仕事を任せられない
など取り組み方と周囲の評価両方にマイナスの面が大きく、総合的に「仕事ができない人」と認識されてしまっていることが多いです。
仕事ができる人とは・・・
一緒に働いていて「この人仕事できるな~」と感じさせる人は何が違うのか。
・結果を出す
・全体を見れている
・自分の意見をハッキリと言える
・レスポンス、対応が早い
・指示が明確
・信頼が厚い、人から好かれる
・分け隔てなく優しい
・一緒に仕事をしたい
などが上げられます。
これ以外にも、あいさつや身だしなみ・清潔感、その人のキャラクターなどでも印象は大きく変わりますが、仕事に自信があるかどうかで、会社での性格も変わってきてしまいますよね。
「仕事ができない人」と反対の事をすれば「仕事ができる人」になれるハズだけど、それまでのステップをどうしたらいいのか・・・仕事ができないと自分でも認識している時は、打開策が分かりませんでした
仕事ができない人は自分をどう感じているのか!?
では、仕事できない人だな~と思われている人・周りがそう思っているだろうと感じてしまっている人の気持ちはどうなのか?を見ていきましょう。
私もかつて焦りからミスの連鎖が続き、どうしようも無いときがありました
仕事ができないときの心理状態
仕事ができない人は皆に迷惑をかけたくたそうしているのではありません。
でも、みんなに迷惑かけたいわけではないけど、うまく仕事が対応できない・・・そしてまた失敗・・・そんな感じで負のループが始まっていきます。
↓
<途中>失敗、上手くいかない、周りからの評価が厳しくなる
↓
<状況> 何をしても怒られてししまう、迷惑をかけてしまう
↓
<結果> 何をして良いか分からなくなり、もう、仕事をしたくない。楽な方を選ぼう
と私自身や悩んでいる周りの人を見ていると、こんな感じでどんどん悪い方向に走っていきます。
ただ、1つ何か上手くできたり、キッカケがあれば、頼りにされたり認められることにより、自信になっていくことで負のスパイラルからの脱却している人もたくさんいました。
「仕事できない人」としての生き方や対応を模索するのではなく、周りもサポートしてもらったりしながら、何かのキッカケを自分自身で持てるといいですね。
自分で勝手にプレッシャーを感じてしまう
「仕事できない人」とレッテルをはられている生き方から、なんとか離れたい!と強く感じている人に多いのは、「もっと頑張らないと」「次こそは迷惑をかけない」「失敗しないようにしよう」とミスをしないようにすることに集中してしまいます。
「失敗はいけない」という考えは、まだ仕事ができない時に考えるほど、焦りやプレッシャーに感じてしまいます。
結果、自分に過度なストレスを与えることで、余計にミスを増やしてしまったり、「ミスしない!」と失敗したときのイメージを考え続けていることで、更なる失敗をしてしまうのです。
失敗をフォローしようとして焦ってしまうと、更なるミスに繋がってしまうことってありますよね。
また、仕事に集中するのではなく、「これを失敗したら周りからどう思われるかな・・・」と周囲の評価などを気にして、注意が散漫になってしまうことも原因です。
仕事が少しこなせるようになって分かった事ですが、「できる」と言われる先輩も上司もミスはしています。
ただ、ミスのレベルが大きなダメージを与える前に回避できていたり、ミスをしてもそのリカバリーができている、ということの違いでした。
「失敗=できない」と落ち込むことはありません。大事なのはその後どう対応できるかという力です。
周りの社会人の友人は、新入社員や新しく入った人がミスしたことよりも、その後の対応によって相手への印象や、一緒にこれからも仕事をしたいかどうか考える。と話していました。
失敗はしてもOKですが、大事なのはその後の対応です。そして、同じことで何度も失敗しないように気を付けてみましょう
仕事ができない人の共通する原因はなにか
次に、仕事ができない人は何か行動に問題があるのか・・・について紹介します。以前勤めていた会社は従業員が20,000人以上在籍しており、たくさんの人と一緒に仕事をしてきました。
「仕事できない人」と言われてしまう人の選択や生き方には共通することが多かったので、実際に一緒に働いていた後輩Aさんと派遣Bさんを例に紹介させていただきます。
コミュニケーションが絶対的に足りない
仕事ができない、仕事を任せられないな~と言う人の中には「コミュニケーション不足」の人がいます。
以前、なんでも頑張る後輩Aさんと仕事をしている時、
この資料作ってほしいんだけど、たぶん説明が必要だから、午後時間をとってもらえる?
大丈夫です!過去のとか見ればわかるので対応しておきます
そう??(大丈夫かな~)
午後になって見てみると
全く望んでいたものと違う資料がでいていました。相手の動向を見て、先回り対応できるのは素晴しいですが、望んだ結果が出せなければ、資料を作った時間も無駄になるし、修正するのにはもっと時間がかかってしまいます。
他にもおとなしい派遣Bさんは
資料作ってほしいので、今日中にお願いできますか?もし分からなければ聞いて下さいね。(どんなにかかっても1時間強でできるかな~)
分かりました
(2時間経ったし、そろそろできたかな~)どんな感じですか??
この作業の方法分からなくて・・・。スミマセン、全く進んでいません
(え~~~、2時間何してたんだ!?!?)
というようなことがありました。
後輩Aさん、派遣Bさん共に、もっとコミュニケーションを取っていたら
ということがあり、その結果、「自分で対応した方が早かったかも・・・」「この人に仕事を任せて大丈夫かしら・・・」という気持ちが生まれてしまいました。
これは仕事の時の一例ですが、日頃のコミュニケーションが取れてれば、分からないことを聞く、対応してみたけど途中で方向は合っているか確認するなどできていれば問題は起きなかった事例がたくさんあります。
もちろん、お願いした私も、相手の事をもっと理解することで仕事のお願いをする方法を学ばないといけないな~と、お願いする側にとってもコミュニケーションの重要性に気付かされた経験でした。
環境にもよりますが、いざという時だけではなく、普段からコミュニケーションを心がけることで相談しやすい状態にしておくといいですね。
質問するときはどこまで出来て、何が分からないかハッキリさせておくと、教える側や周囲も「ここまで出来ているんだな」と出来ていることも理解されますよ
環境や能力を発揮する場所が違っている
今の職場で自分の能力が発揮されていると感じますか?と聞かれたら素直に「はい」と言えるでしょうか。
「これしか対応したことが無いから分からない」と感じている人もいるかも知れませんが、何となく対応している・イヤじゃないし、など自信をもって「はい」と言える人は少ないです。
中には「私にこの仕事は合っていないけど、どうしたらいいか分からないし、今更新しい事したくないから諦めている」なんて人もいました。
一緒に働いていた後輩Aさんは、行動力があり、頼んでいないことも気がついて協力してくれるようなタイプの人でした。
ただ、対応してくれることが「ちょっと違うんだよな~」「行動力はいいんだけど、慎重に対応しなければいけない事務業務がお願いしにくいな・・・」と感じることが多かったです。
しかし、あるとき人事異動で後輩Aさんが営業に異動が決定。
持ち前の行動力と明るさで、お客さんからの評判も上々、本人も行動したことが結果(営業成績)に現れたり、お客さんから「ありがとう」と言われることが多くなったことで仕事が楽しくなった!と話していました。
もしかしたら、仕事できない人としての生き方について悩んでいたり、上手く仕事が対応できないな・・・と感じている人の中には、自分の能力や働く環境自体が合っていない可能性も十分考えられます。
後輩Aさんのように、周りから与えられた仕事が合っていたということもありますが、職場の状態として異動が難しいこともありますよね。
そんな人は、仕事でなくても、自分の時間を使って趣味を見つけたり、楽しいと思えることをまず探してみてください。何が楽しくて対応できるのかを探ると、自分の出来る仕事には何が合っているのかが見つかりますよ。
私は細かいことが苦手と思っていましたが、仕事をしていく中で、精算など数字の不一致を見つけることや、数字入力など、数字に関わることが他の人より得意だと発見出来ました
自分には何が向いているか向き合いたい人は、自分会議がおススメです。こちらに対応方法の詳細が書かれた記事があるので、チェックしてみてください。
仕事ができないと思い込んでいる~自分で仕事の幅を狭めてしまう~
一緒に働いていた派遣Bさんは、とても周りに気を使う人で、謙虚な印象がある人です。仕事をとても丁寧に対応してくれ、周りの信頼も厚いです。
ただ本人は
私仕事遅いですし、対応力が低いので・・・
といつも自信が無さそう。
たしかに、分からないことがあっても、「これを聞いたら○○さんの時間を使ってしまう」「これを質問したら、迷惑かも知れない」という気持ちから、仕事を進めるスピードが周りに比べて遅く、本人も自信が持てない状態が続いていました。
そしていつも「きちんとしたものを提出しないといない」「100点の状態をめざしている」ような仕事ぶりでした。
例えば、
この前お願いした資料の進み具合どうですか?
一応一通りは出来たのですが、まだ細かい修正をしていなくて・・・。もう少し時間が欲しいです。スミマセン
見せてもらっても良いですか?
スゴイ!完璧ですよ。
(えっ、十分なできだから、これでいいのに。謝られてしまうと、頼んだ手前、私も申し分けなくなってしまう・・・)
というようなことがありました。
自分の事を「仕事ができない」ところばかりに目を向けていませんか。派遣Bさんは、確かにスピードはありませんが、いつも丁寧な仕事ができるところが素晴しいポイントです。
能力以上の過信は、周りの信頼をなくしてしまいますが、必要以上の自身の無さは自分の可能性を自分で否定してしまうだけでなく、周りも仕事をお願いしにくい状態になってしまいます。
一緒に仕事をするメンバーと気持ちよく対応ができるように、自分のウィークポイントだけでなく、強みや出来ていることにも目を向けてくださいね。
もし、周りに自分のウィークポイントばかりに目を向けてしまう人がいたら、イイところを認めてあげて、仕事をしやすい気持ちになってもらえるようにしてみるのも良いですね
仕事ができない人から抜け出す対策
では、実際に「仕事できない人」にはなりたくない、そんな生き方をしたくない!と思っている人は何に気を付けたらいいのか!?を紹介します。
実際、私も先輩に怒られていた時、周りの出来る人から仕事の方法を学んで、スピートアップ・対応力アップした方法になります。
そもそものミスしてしまう原因を考える
ミスをしてしまうと、「どうして自分はできないんだろう」、「なんで、あの人ミスしたんだ!?」など人に対して不快感を覚えてしまうことが多いですよね。
でも、人間1回もミスせずに対応が仕事ができるか・・・と言わると機械ではないので、失敗を全くしないことは不可能です。
大切なのは、出来るだけミスを減らせる状態になること。
そのためには、
【理由】なんで間違えるのか
を知ることが重要です。
いつも同じ場所で間違えるのであれば、そこでミスしない仕組みにすれば良いですし、何で間違えるのかを知ることで対策がとれます。
以前、ファイリングをする時に人によってファイリングの順番が異なり、とても使いにくかったことがあります。順番は決まっていたのですが、口頭で教えてもらうだけで、先輩によっても言っていることが違っていました。
そこで、そもそもミスをしないように、ファイリングの方法を変えました。チェックシートを作成し、それに沿って順番に並べるようにしたら、格段にミスが減ったのです。
出来ないのは自分の能力のせいだ・・・と思う前に、もしかしたら、会社のルール・自分で当たり前に行動している方法自体を見直すだけで解決する場合もありますよ。
その仕事は何が一番大切かを考える
新入社員や転職したてで、仕事が上手く回らず、周りに迷惑をかけてしまっているな・・・という時と、しばらくして少し仕事が出来るようになった時の違いは、慣れてきただけでなく、どの仕事にどれだけの対応をすればいいかを理解できるようになったことが大きかったです。
対応も大きく3つあって
【タスク管理】何の仕事をしていて、優先順位はどれが高いか
【クオリティー管理】求められている仕事のレベルはどれくらいか
が把握できていると、対応できる仕事の量と、バランスが取れるようになってきます。
新入社員の時は、何が大切かもわからないので、全部に全力投球・全部今できる完璧な状態、でも時間の管理と、何が大切なのかは理解できていないまま、とりあえず目の前にあるものからこなしていく状態でした。
仕事ができない人と自分で思っていたり、周りからそう評価されてしまう人は、この3つを考えるのが苦手なことが多いです。
私も、仕事が上手く回っていないな~と自分で感じるときは、この3つのどれかを考えていないことが往々にしてありました。
この3つができるようになるには、仕事の流れ、仕事の時間、相手が求めているもの理解などが必要になり、始めは難しいかも知れないので、周りの信頼できる人に確認したり、トライアンドエラーを繰り返しながら対応するのがオススメです。
慣れてくると仕事のスピードが変わりますよ。
誰かのせいにしてしまう気持ちを捨てる
仕事ができなかった自分の過去を振り返ると、いつも先輩の指示を仰いだり、自分で決定せず誰かに確認をしないと動けないことがとても多かったです。
ミスを防ぐために確認をしたり、相手との仕事バランスや進捗状況の確認、進めるうえでの相談はもちろん必要ですが、必要以上の確認や同じことを何度も説明してもらったり確認してもらう行為は、相手の時間を奪ってしまうので、そのグループ全体の仕事が遅くなることに繋がってしまいます。
自分で何かあったときに責任を取りたくなくて、
対応がができるかな・・・
私がしなくても、誰かがきっと対応してくれるよね
なんて、こんな気持ちになったことありませんか。
逃げ出したいくらいイヤな仕事も何回もありましたが、対応してみると思っていたより問題が無かったり、自分で判断して仕事に取り組もう!と決めると、仕事の集中力や対応力のレベルも上がってきます。
もし、自分が他責で考えていることに気付いたら、それを止めて、積極的に動いてみると仕事をコントロールできるようになります。
最初どうしたらいいか分からないところは周りに聞けばOKです。その時は、どこまで対応して何が分からないか、など質問の仕方も注意するといいですよ
私が試した仕事できない人の生き方を抜け出した方法
今でこそ、仕事の経験が10年以上あって、過去の経験やスキルで仕事を任せていただくことが多くなりましたが、働き始めや、転職したての時の仕事っぷりは今振り返っても「仕事ができない人」と認めざる得ない状況でした。
そんな私の経験から言えるのは、
というやり方をして状況が改善していきました。
自分の性格や仕事の方法などを見直して、どうしたらいいか考えてみると良いですよ。
「仕事できない人」として認定された生き方をしてもイイや!と思う時もありましたが、対応出来ることが増えると、周りの信頼も増えていき、何より毎日が楽しくなっていきます。
そして、「仕事ができない人」であった経験は、全くムダにならず、後輩や新しく入った人が悩んでいる時、自分の経験から教え方や伝え方を考えられたり、共感できることができ、その後の人間関係にともて役に立ちました。
「仕事ができない」時代の経験や失敗は、相手の気持ちが理解できるようになった、とてもいい経験です
会社の人と一緒にどう働いていくかに悩んでいる人は、グループワークの方法を見直してみるのもおススメですよ。
まとめ
周りと比べてしまったり、自分のできない所ばかりに目を向けて「仕事できない人」と自分で決める生き方もありますが、できたら、仕事ができて前向きな状態で対応していきたいですよね。
ある分野や仕事内容だけで見ると「仕事ができない」ということもありますが、方法や対応方法が合っていないだけのことも考えられますし、何にか1つだけでもいいので、できることが見つかると自信になり、他のことにも積極的になれるようにだって変われます。
どうせ頑張っても・・・と仕事をしないでいい方法などをしながら仕事できない人としての生き方を模索するより、同じ努力なら、今の自分に何ができるかな?何が他の人より得意だろう?と考えて伸ばしていくことの方が世界が広がりますし、自分の可能性も見えてきますよ。
あなたの毎日が今日より明日、明日より明後日がよりステキな日になりますように!
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