特技を聞かれて、即答できる人ってそんなに多くないですよね。自他共に認めるスゴい特技を持っているならいいのですが、ほとんどの人は、特技の見つけ方がわからなかったり、実は得意なことがあるのに、「上には上がいるしなぁ」と特技と呼ぶのを躊躇していたり。
中には、「そもそも特技っていったい何なんだ・・・」と、ドツボにハマっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
特技って、考えれば考えるほどわからなくなっていくところがあって、そんな自問自答状態が続くと、「自分は今まで何をしてきたんだろう。自分って空っぽだな・・・」と自己嫌悪に陥ってしまうことも少なくありません。かくいう私もそのひとりでした。
そんな自分を変えたくて、振り返れば就職活動時代から社会人になって約10年・・・色々と試した結果、ようやく「私はこれ!」と自信を持って言える特技を見つけて、その特技がきっかけで今まででは出会えないような人間関係や新しい世界が広がり、想像以上に人生が楽しくなりました。
今回は、長年こじらせてきた”特技迷子”から抜け出した私が「試す価値がある」と感じた、とっておきの特技の見つけ方をお伝えします。もう特技がないとは言わせませんよー!
自己紹介

naokaです。昔から、人と比べて飛びぬけて何かができるわけでもなく、何かひとつのことに打ち込んだ経験もないまま大人になった私は、ふと気づけば特技どころかやりたいこともない歴31年(=年齢)になっていました。
そんなときに妊娠・出産して親になり、

さすがにこのままじゃ、親としてまずいのでは・・・
という危機感が覚えてようやく重い腰を上げ、育休中に本格的に自分の好きなことや得意なことを探し始めました。
今回は、31年間特技迷子だった私が半年足らずで特技を見つけた経験から学んだ、効果的な特技の見つけ方をシェアさせていただきますね。
そもそも特技って?


「特技」という言葉を辞書で引いてみると、
特にすぐれた技量。特別の技能。
広辞苑 第六版
と書いてあります。
”特にすぐれた”とか、”特別”とか、一見すると、特技の見つけ方のハードルが上がってしまいそうな言葉が並んでいますが、気にする必要は全くありません。なぜなら、「誰と比べて」すぐれているとか、特別だとか、そういう定義は一切ないからです。
つまり、あることに関して他の誰かよりうまくできるなとか、いい線いってるな、と自分自身が思えば、それはすでにあなたの立派な「特技」なんですよ。
そう考えるとむしろハードルは下がって、なんだかちょっと特技らしきものが見つかりそうな気がしてきますよね。




ものは考えようです、せっかくですからポジティブにいきましょう!
なぜ人は特技を探すのか


「自分の特技の見つけ方を知りたい」と思うきっかけは人それぞれですが、就職活動や誰かに自己紹介をするとき、会話の中で「何が得意?」と聞かれて答えに困ってしまったときなどではないでしょうか。
私自身、就職活動のときは履歴書の「特技欄」をどう埋めようか、面接をどう乗り切ろうかと本当に悩みました。
大人になってからも、初対面の挨拶や雑談のときに自信を持って話せることがなくて恥ずかしさを感じたり、特技を生かして輝いている友人や、SNSで自分の魅力を発信している人と自分を比べて、劣等感を募らせたり・・・。
就職活動に限らず、大人になってからも特技で悩むことって実は結構多いので、ぜひこの機会に自信を持って話せるあなたらしい特技を見つけましょう。
ありのままの自分から探す特技の見つけ方
今自分にあるものから特技を探したい人、就活などで新たに特技を探す時間的余裕がない人におすすめの見つけ方です。


子どもの頃に得意だったことを思い出してみる
子どもって自分の欲求に素直で、行動や考えに制限がないので、無意識に自分の「得意!」を伸ばす活動をしているものです。幼稚園生や小学生、中学生の頃に得意だったことやワクワクしていたこと、夢中になったことを思い出してみましょう。
「子どもの頃のことなんて・・・」と思わず、自分に制限をかけずにどんな小さなことでも思い出したらどんどん書き出してみてくださいね。
これからご紹介する他の方法にも共通して言えるのですが、特技を探すときは頭の中だけで考えるのではなく、必ず紙に書いたり、スマホにメモしましょう。減らすことは後からできるので、まずはたくさん数を出すことがとても大切です。
ひとつのエピソードだけでは取るに足らないようなことに思えても、いくつかのエピソードをを見比べていくうちにそれらに共通するあなたの特長が見えてきて、特技を見つけるヒントになりますよ。
些細なことでも、人に褒められたことを思い出してみる
あなたのことを「いいな」「すごいな」と思ったから、相手は褒めてくれたわけですよね。
褒めるって、あなたのいいところを見つけて直接教えてくれることなので、どんな部分を褒めてもらえたのか、どうして相手が喜んでくれたのか、なにが相手の心に残ったのかを考えてみると、自分の強みが具体的に見えてきて、特技発見に大いに役立つはずです。
私たちも誰かの素晴らしい行動や言動を目にしたら、心の中で「すごいな」と思うだけでなく、その気持ちを直接相手に伝えることを心がけたいですね。
友だちや兄弟の中で一番になれそうなことを考えてみる
大会で入賞したり、メディアに紹介されるようなレベルじゃないと特技とは言えないと思っている人も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません。もし仮にそうだとしたら、履歴書の特技欄が書ける人はほんの一握りになってしまいます。
特技の見つけ方に悩む人の多くは、自分の中の「特技」のハードルをつい上げがちなので、歩いて楽々跨げるくらいのハードル設定で、「身近な人たちの中で一番になれることって何かな~」と気楽に考えてみましょう。
暇なときにしていることを考えてみる
苦手なことって、意識して頑張らないとなかなかはかどらないものです。逆に得意なことって、意識しなくても割とサクサクできちゃうものですよね。
特技のヒントは、あなたが特段努力しなくてもできることの中に隠れていることが多いもの。
休日など、時間があってリラックスしているときに、楽々できていることや何気なくやっていて楽しいこと、心地よくいられることを思い返してみるのも、効果的な特技の見つけ方のひとつですよ。
周りの人に聞いてみる
自分のことを客観的に見たり分析するのって結構難しくて、他の人から見れば十分特技と言えるようなものを持っていても、本人はそのことに気づいていないことがよくあります。
特技の見つけ方に悩んでいるならぜひ一度、家族や友だちに聞いてみましょう。
とはいえ、いきなり「私の特技は?」と聞かれてもおそらく相手も困ってしまうので、まずは「私のいいところってどこだと思う?」と軽い感じで聞いてみるのがおすすめです。
好きなことから探してみる
「好きこそものの上手なれ」という諺もあるとおり、好きなことには一生懸命取り組むので上達が早い、と言われています。
自分では気づいていなくても、好きだというだけでやはり自然とそのことに詳しくなるし、詳しくない側からすると素直に「すごいな」と思う瞬間ってたくさんあります。
何より、好きなことって情熱を持って相手に話すことができますよね。語り過ぎには注意ですが、特に面接でその情熱はきっと強みになるはずなので、ぜひこの機会に自分の「好き」に自信を持ってみてくださいね。
家族の特技を参考にしてみる
色々と考えてはみたものの、「自分の特技って何なのかイマイチまだピンとこない」という人は、家族の特技を参考にしてみるという方法もあります。
例えば、父親や母親、兄弟の特技って何だろうと考えてみると、自分の特技を探すよりも簡単に思いつくのではないでしょうか。家族に限らず、親しい友だちや先輩など身近な人の特技を分析してみると、自分自身の特技の見つけ方も徐々に見えてくるかもしれません。
特技の効果的な話し方、伝え方


特技は見つけたものの、「果たして人前でうまく話せるのか・・・」と不安に思う人も多いですよね。
ここでまず頭に入れておきたいのは、会話における特技はアイスブレイク的な意味合いが大きいということです(アイスブレイクとは、その場の緊張を解きほぐしコミュニケーションを取りやすくする意)。
初対面の人と話すときや面接でもそうですが、あくまで特技は自分を紹介するひとつのツールであり、お互いの円滑なやり取りのためのきっかけづくりなので、あまり気負わずにいきましょう。
特技を話す上で一番大切なのは、簡潔に話すこと。普段の会話でも、結論→内容・理由と系統立てて言ってくれる人の話って聞きやすいし理解しやすいですよね。
特技を話すときも同じで、ましてや相手と話すのが初めてなら、特技は何か、どんな特技か(内容)、なぜその特技なのか(理由)を順序立てて話すことが大切です。
また、自分の好きなことを特技として話す場合は、つい夢中になって話し過ぎないように注意しましょう。
特技をこれからつくる方法


せっかく特技をつくるなら、そのプロセスも楽しみたいですよね。これから特技を探す人向けに、ワクワクする特技の見つけ方をご紹介します。
日常を丁寧に生きてみる
当たり前にあることって、なかなか気づきにくいものです。特技なんてまさにそうで、みんな何かしらの才能や得意なものを持っているのに、自分に元々備わっているものには当たり前すぎて気づけないんですよね。
「特技を見つけよう!」と何か新しいことを始める前にまず試してほしいのは、「今ある日常にフォーカスする」ということ。当たり前の毎日を少しだけ丁寧に過ごすことによって心のセンサーの感度が上がって、今まで見えなかったものが見えてくるようになりますよ。
日頃から「なんかこれ好きだな」とか「これ結構得意だな」という自分の感情や感覚の機微を拾えるようになっておくと、より深く自分を理解することができて特技も見つけやすくなるものです。
謙遜をやめてみる
日本人の美徳ともいわれる「謙遜」の文化ですが、特技を見つけるという観点からすると実はあまりよろしくありません。
人から褒められるとつい、「そんなことないです」「私なんて全然です」と答えてしまいがちですが、それって「私に褒められるほどの価値はありません」と自分で自分を否定しているのと同じことなんです。
どんなときも自分の声を一番近くで聞いているのは自分なので、謙遜し続けることで気づかないうちに自己肯定感を下げてしまっているかもしれません。
自己肯定感が上がると特技は格段に見つけやすくなるので、褒められたら「そんなことないです」ではなく、「ありがとうございます」と感謝で受け取ってみましょう。
サクセスノートをつけてみる
サクセスノートとは、一日の終わりに今日できたことを5個書くというもので、たくさん思いついたら何個でも書いてOKですし、どうにも書くことが思いつかない日は「歯磨いた!」とか「今日も生きてる!」とか、本当に何でもかまいません。
できたことをノートに箇条書きで書くだけなのですが、「なんだかんだ今日も一日頑張ったな」「意外と色んなことできてるじゃん」と、毎日ちょっとした達成感が味わえて自己肯定感が上がります。
さらに、書き続けていると「ノートに書くためにやってみよう」とチャレンジする気持ちが芽生えてフットワークが軽くなるので、自然と特技も見つけやすくなりますよ。
直感を信じる
特技の見つけ方がわからない原因のひとつに、「○○すべき」や「○○したほうがいい」を優先してきて、自分の直感に従うことから遠ざかっているということがあります。
「みんなやっているから○○すべき」とか、「自分以外の誰か(例えば親)が喜ぶから○○したほうがいい」とか、そんな風に日々の選択をし続けていると、「自分が何をしたいのか」がだんだんわからなくなってくるんですよね。
自分の直感を信じるのは最初は勇気が要りますが、心の声に従って気になるものや心惹かれることに挑戦してみると、新しい世界が一気に開けるかもしれません。
うまくできるかなんて気にしない
特技になるようなことを新しくはじめようと思っても、うまくできるかわからないし不安で、先延ばしにして結局やらない・・・なんて経験がある人もいるのではないでしょうか。
新しいことをはじめるのに不安な気持ちは誰しもあるものですが、人生には限りがあるので悩んでいる時間がもったいないし、まだはじめてもいないことをいくら考えても答えは出ませんよね。
せっかく先のことを想像するなら、ワクワクする特技を見つけて楽しく過ごしている自分の姿を想像したいものです。
誰でも最初は初心者なので、自信がなくて当たり前。うまくできるかなんて気にせずどんどんチャレンジしましょう。
少しでも興味を持ったらとにかく始めてみる
始めてみて面白いと思ったら続ければいいし、違うなと思ったらやめればいいし、まず始めてみてから考えましょう。
時間やお金などを理由にやらない選択をするのは簡単ですが、そうやって自分の興味関心に蓋をし続けていると、過去の私のように、




特技どころか自分が好きなこともわからない・・・
なんてことにもなりかねません。
何となくのイメージで「できない」と思い込んでいたけど、調べてみたら意外と簡単に始められるものも多いので、少しでも気になったら調べてみたり、興味が湧いたらやってみたり、とにかく一歩踏み出して「ゼロをイチにする」ことが大切です。
人に話したら面白そう、ネタになりそう、という視点で選んでみる
特技って会話の糸口になったり、相手に自分を覚えてもらうために話すことも多いですよね。せっかく新たに特技をつくるなら、人に話して面白いとか、ネタになりそうとか、そういう見つけ方をしてみるのもひとつです。
「相手をアッと言わせたい」とか「とにかくインパクト重視で」とか、目指すゴールを設定して逆算的に特技を探していくのも面白いですし、そのプロセス自体も話のネタになるかもしれないので、試してみる価値アリですよ。
まとめ


特技の見つけ方って学校でも習わないし誰も教えてくれないので、いざ必要に迫られると焦ったり悩んだりしがちですが、特技のヒントはいつだって自分の中にあるものです。しっかりと内観して、今あるものをもう一度見つめ直してみましょう。
そして自分と向き合うときに大切なのは、自分の中の「できる」を丁寧に掬い取ること。自分に厳しかったり自己評価が低いと、できないことに目が行きがちで特技が見つけにくくなるので、「常に自分を肯定的に捉える」ことを意識して、ぜひあなたらしい特技を見つけてくださいね。
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