目標に向かって努力した経験って、少なからずありますよね。例えば、テストで満点を目指したり、リレーで1位になれるよう練習したりなど、目標を達成しようと夢中で取り組んだことは、誰しも1度はあるのではないでしょうか。
過去ではなく、”いま”目標がある人は、達成に向けて努力している最中かもしれませんね。しかし、すべての人が、”いま”目標があるわけではありません。目標がない人は、
・そもそも目標って持つ必要あるの?
・目標がない人生でも問題ない
と思っていることが多いです。
目標を持ち、達成に向けて取り組むと、人生が充実します。これは、わたし自身が感じたことでもあります。
以前のわたしは、成し遂げたいことがなく、目標がない毎日を過ごしていました。それが、あることがきっかけで目標を持ち、それを達成するために努力することになりました。その結果、毎日が充実して、前向きになることができました。
そんな経験から、目標達成のコツや、目標がない人生を見直して目標を持つ方法、目標がない人は何をすればよいかを紹介します。ぜひ最後まで読んで、目標を持って充実した人生を歩んでくださいね。
目次
そもそも目標って何?
目標と聞くと、どんなことを思い浮かべるでしょうか。
・テストで1位を取ること
考えてみると、とても大きいことだったり、日常の小さなこともありますね。目標を国語辞典で調べると、
・そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
・射撃・攻撃などの対象。まと。
・行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。出典:goo辞書
とあります。ここから、道を進むときに、迷わないように目印や基準をおいて進むときの、目印や基準が「目標」だとわかります。
目印や基準って、普段あまり意識することはないかもしれません。しかし、実は意外と身近にあるんです。
仕事では、「どんなことを達成したいか」、「どんなことができるようになっていたいか」といった、目標設定を期初に行って、期末に振り返ることがありますよね。これって、期末までの道のりで迷わないように、目印や基準をおいているのと同じことになります。
プライベートでは、「新年の抱負」を年始にたてて、年末に1年間の振り返りを行うことがあります。これも、1年間の進む道で迷わないように、目印や基準をおくのと同じですよね。
こう考えると、目標って、意識しなくても、身近にあるものだとわかります。
目標は目印や基準の役割になってて、意識しなくても、身近にある!
目標を持つメリット
目標を持って、達成に向けて努力している人をみると、輝いて見えますよね。ここでは、目標を持つと、どんなメリットがあるのか考えていきましょう。
充実した人生を送ることができる
目標を持つことで、「達成するためにどのように日々を過ごすか」、「何をすべきか」を考えるようになります。すると、目標達成に向けて行動するようになりますよね。
つまり、暇だなぁと思っていた時間や、愚痴ばっかりの飲み会、付き合いでのイベント参加など、あまり有意義に過ごせていなかった時間を、目標達成に使うことになります。
愚痴や付き合いで終わっていた時間が努力する時間に変わるだけでも、充実した人生になりますよね。
このように、目標を持ち、行動することで、無駄のない時間の使い方に変わり、充実した人生を送ることができます。
行動力が磨かれる
目標を持つと、達成に向けて行動するようになります。例えば、テストで満点を取るという目標なら、「勉強する」という行動がおこりますよね。スポーツ大会で1位を取るという目標だと、「練習する」という行動をします。
目標がない人に比べて、目標を持っている人は、行動するようになります。そうすると、自然と行動力が磨かれますね。
発言力が増す
目標がない人とある人では、発する言葉の重みが違います。目標がない人の「努力は報われる」という言葉より、目標を持って行動し、達成した人が「努力は報われる」と言ったほうが、説得力ありますよね。
目標を持って行動した人は、達成のためにした努力や行動が、発する言葉から感じられるようになります。このように、目標があり、行動した人は発言力が増します。
ここまで、目標を持つメリットを紹介してきました。次に、目標を持つデメリットを考えていきましょう。
・充実した人生を送ることができる
・行動力が磨かれる
・発言力が増す
目標を持つデメリット
目標を持つデメリットって、どんなことがあるのでしょうか。一見、思い浮かばないような気もしますが、実はデメリットがあるんです。
重荷になってしまう
目標を持ち、達成に向けて努力する日々は充実しています。しかし、目標を意識しすぎると、それが重荷になってしまいます。
「あぁ、まだ目標を達成できていない…」と思ってしまったり、「こんな目標も達成できない自分なんて…」と自分を責めてしまうことになりかねません。
人生を充実させるために持った目標が、かえって自分を苦しめてしまうことになります。
目標に振り回されてしまう
目標を意識しすぎると、目標中心の生活になってしまいます。息抜きの時間や楽しい時間でも、「目標が達成できてないのに、こんなことしていいのか…」と罪悪感を感じてしまうこともあるかもしれません。
もともとは、人生を充実させるために目標を持ったのに、その目標で人生が振り回されてしまうのは、本末転倒ですよね。
やる気がなくなってしまう
毎日、目標達成に向けて努力すると、張り詰めていた糸がプツンと切れたように、やる気が起きなくなってしまうことがあります。
「いつまでやっても達成できない」と感じたり、「なにやってんだろ…」と、放り出したくなる気持ちになることもあります。あと少しで達成できたかもしれないのに、投げ出してしまうのはもったいないですよね。
このように、目標を持つことで、やる気のない時間を過ごすことになりかねません。
ここまで、目標を持つデメリットを紹介してきました。人生を充実させるための目標が、逆に人生をマイナスにしてしまうことは、もったいないですよね。
・重荷になってしまう
・目標に振り回されてしまう
・やる気がなくなってしまう
目標を達成するためには【目標を持っている人向け】
ここからは、目標を持っているのに、なかなか達成できない人のために、達成するためのコツを5つ紹介します。達成できると、達成感や自信を感じることができます。ぜひ試して、目標を達成してくださいね。
すべきことを明確化しよう
目標を持ったものの、「何をすれば達成できるのか」がわからないと、目標を持った意味がなくなってしまいます。せっかく持った目標なので、どうせなら達成したいですよね。
そんなときは、目標達成するための過程で必要なことを洗い出してみましょう。まず、目標を達成するために必要なステップを考えます。そのステップをひとつひとつ達成することで、最終目標も達成! という流れになります。
例えば、テストで満点を取る目標だと、
ステップ2:各範囲の問題を解く
ステップ3:ステップ2でわかった苦手問題を把握する
ステップ4:苦手問題を解く
ステップ5:苦手問題を克服する
というステップを踏めば、満点を取る目標が達成しやすくなります。
このようにすると、すべきことが明確になり、目標達成に向けて頑張れそうですよね。わたしも、目標を持ったとき、ステップを書き出してそれぞれ達成するようにしていました。とってもおススメです。
期日を設定しよう
目標を「いつまでに達成するか」が決まってないと、いつまでも先延ばしにしてしまいそうですよね。そんなときは、期日や締め切りを設定しましょう。
例えば、「起業する」という目標であれば、「〇〇年〇〇月までに」、「テストで満点を取る」であれば、「テスト当日」に期日を設定するなどして、先延ばしを防ぎましょう。
マラソンに必ずゴールがあるように、目標にもゴールという期日を設定することで、走りぬくことができます。
数値化しよう
目標を持っても、達成できたか、できなかったの判断がつかないと、あやふやになってしまいます。そこで、数値化して達成したかどうかを測りましょう。
「起業する」という目標であれば、「売上〇〇円」、ダイエットであれば、「〇〇kg」など、数値化して目標をたてましょう。そうすることで、目標と現状との差がわかり、目標数値を越すことで目標達成を測ることができます。
同じ目標を持つ人を見つけよう
一人で目標達成のために努力していると、寂しさや、喪失感を感じるときがあります。そのような気持ちに耐えきれず、努力をやめてしまうことになりかねません。
そうならないように、同じ目標を持って努力している人を見つけましょう。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と言われているように、一人よりも二人のほうが心強いですよね。
ぜひ同じ目標を持つ人を見つけて、お互いに励ましあいましょう。
無駄な時間をなくそう
目標を達成するためには、時間の使い方を変える必要があります。今まで、ネットサーフィンやゲームに使っていた時間を、努力する時間に変えて目標達成に向けて努力してみましょう。
ただ、すべての時間を目標達成のために使うと、目標が重荷になってしまうので、息抜きやリラックスのための時間も作っておくこともおススメです。
ここまで、目標を達成できていない人向けに、達成のコツを紹介しました。大切なのは、目標達成に固執するのではなく、目標の達成を通じて充実した人生を歩むことです。
ここで紹介したことを試して、目標達成と、そこに向かって努力する日々を楽しんでみてください。
・すべきことを明確化しよう
・期日を設定しよう
・数値化しよう
・同じ目標を持つ人を見つけよう
・無駄な時間をなくそう
目標を持つには【目標がない・持ちたい人向け】
目標がない人生は、毎日をダラダラと過ごしてしまったり、時間を持て余してしまうことが多いです。目標を持ちたいけど、どう持てばいいかわからない人も、目標達成に向けて努力している人に比べると、人生の充実度が下がりかねません。
ここでは、目標がない、目標を持ちたい人向けに、どうすれば目標を持つことができるのか6つ紹介していきます。ぜひ最後まで読んで、目標を持つコツをつかんでくださいね。
目の前のことに全力で取り組もう
目標がない、見つからない人は、目の前のことに全力で取り組んでみましょう。全力で取り組んでいると、「もっとこうしたい」「こうすれば早くできる」など、考えが浮かんできます。それを目標にすることで、目標を持つことができます。
わたしは、仕事に打ち込んでいる中で、「もっとExcelを早く使いたい」と思うようになりました。そこから、「ショートカットキーを駆使して効率化する」ことを目標に、仕事でショートカットキーを使うようになりました。
最初は間違ってばかりでしたが、だんだんと正しく使えるようになり、最後には作業時間を半分にすることができました!
目標がない人は、目の前にある仕事や、プライベートでやるべきことに全力を注いでみましょう。きっと、ステキな目標が見つかりますよ。
思いついたことをメモしよう
仕事や遊んでいるとき、テレビを見ているときなどに、ふっと、アイデアやいいなって思うことがひらめくときってありますよね。
そんなときは、思いついたことをメモしておきましょう。目標を持つきっかけになるかもしれません。
嫌いなことを書き出そう
日々の生活で思いつくこともないときは、嫌いなことを書き出してみましょう。書き出すことで、「そうならないためにはどうすればいいか」を考えることができます。
例えば、「すぐ怒る人」が嫌だとしましょう。すると、自分が「すぐ怒る人」にならないようにするためには、どうすればいいか考えることができます。それを目標にすることができますよね。
人よりも得意なことを考えよう
毎日を過ごすなかで、得意なこと、長時間やってても苦にならないことを考えてみましょう。普段は意識していない、何気ないところで、”得意”や”好き”が発揮されているかもしれません。
子どもの頃に夢中になったことを思い出そう
子どものころ、夢中になって取り組んだことって、誰しも一度はありますよね。わたしは、おもちゃを組み立てたり、格闘ゲームに夢中になってました。
当時は、お金や時間、将来の不安など、大人になると見えてくることも気にせず、ただ夢中になってました。その夢中になったことのおおもとにあるのは、本当の”好き”や”得意”が隠されているかもしれませんね。
本を読もう・映画を観よう
本を読んだり、映画を観ることで、新しい知識や世界に触れることができます。知らないことに接することで、「こうなりたい」や「やってみたい」と思うことがあるかもしれません。
わたしは、大学生の時に見たドラマで、企業再生する人を見て、「こんなふうになりたい!」と思ったことがあります。さっそく、金融系の本を買って読んでみたことを今でも覚えています。(内容が難しすぎて半分諦めました涙)
本や映画は、自分の世界を広げてくれます。気になった本や映画があったら、ぜひ手に取ってみてください。
この章では、目標がない・持ちたい人向けに、どのようにしたら目標を持つことができるか紹介してきました。目標を持つことは、充実した人生を歩む第一歩になります。ぜひ試してみて、あなただけの目標を持ってみてください。
・目の前のことに全力で取り組もう
・思いついたことをメモしよう
・嫌いなことを書き出そう
・人よりも得意なことを考えよう
・子どもの頃に夢中になったことを思い出そう
・本を読もう、映画を観よう
目標達成のコツや、目標を持つ方法はわかったけど、実際に目標を見つけたり、達成に向けて努力するのって、難しいですよね。
そこで、次の章では、わたしが実際に経験した、目標の達成方法や見つけ方を、仕事編とプライベート編にわけて紹介します。
わたし自身、いろいろな困難や悩みを乗り越えて、目標達成に向けて努力しました。これから紹介することは、実生活のリアルな目標達成や見つけ方になってます。
ぜひ最後まで読んでみてください。きっと、目標達成や、目標の見つけ方の参考になりますよ!
わたしはこうして目標を達成した【仕事編】
ここでは、わたしが仕事で担当した、あるプロジェクトを進める中で、目標を立て、達成したことを紹介します。
2016年10月、あるプロジェクトが動き出しました。内容は、いま使っているシステムを新しくすることです。老朽化などが原因でした。期間が短く、1年後の2017年10月までに終わらせないといけません。
「よし、やるぞ!」と張り切っていたところ、このプロジェクトには大きな問題があることがわかりました。
・資料がない
・予算がない
・人がいない
それがわかったとき、「無理だ…」と絶望したことを今でも覚えています。しかし、担当であるからには、成功させたい。「成功するためには、何が必要なのだろうか?」を考えた結果、目標をたて、それを細かいステップに分け、一つずつ達成していくことを思いつきました。具体的には、
ステップ2:いまのシステムに関する資料を作成する
ステップ3:新しいシステムの資料を作成する
ステップ4:関係者へレビューする
ステップ5:レビューのフィードバックを資料へ反映させる
ステップ6:発注、新しいシステムの納品
ステップ7:新しいシステムの確認
ステップ8:関係者へ完了報告する
というステップを考えました。
このステップを全てできたら、目標達成! となるように、まず、すべきことを明確にしました。それがわかれば、あとは行動あるのみです。ひたすらに机に向かって作業しました。
途中、予算や人員のことは上司や周りを巻き込んで進めています。ステップの中で、漏れや新たに対応しないといけないことが発覚したら、そのたびに、ステップを見直してました。
その結果、期限までに終わらすどころが、2ヶ月前倒して終わることができました!
プロジェクト期間中は、思うように進まなかったり、悩んだりすることがあったのも事実です。しかし、それ以上に、目標に向かって努力しているときは、充実した時間をオフィスで過ごすことができました。
なにより、達成できたことがきっかけで、自信を持てるようになりました。「どんな仕事がきても、必ず達成することができる」という自信は、その後の仕事をするうえで、とても心強かったです。
このプロジェクトは、最初に目標をたて、やるべきことを明確にし、行動したことで、目標が達成できました。そして、充実した時間と自信を持つことができました。
自信を持てたのが一番うれしかった!
わたしはこうして目標を見つけて達成した【プライベート編】
続いてプライベート編です。そのときに悩んでいたことを解決をするために、目標を持ち、達成に向けて頑張りました。
社会人になって2,3年経ったころ、人間関係やありきたりな生活にストレスを感じていました。そのときは、ささいなことでよく怒っていました。
・車のクラクションの大きさにムカムカ
・道の前を歩く邪魔な人にイライラ
自分ではどうしようもないことですよね。しかし、そんなことへの怒りが抑えられませんでした。
あるとき、SNSの投稿で紹介されていたブログを読んだことがきっかけで、「ストレスを感じているのは、ありとあらゆることに怒っているからではないか?」と思いました。これ以上ストレスを感じたくなかったわたしは、「怒らない人になろう」と考えました。
「怒らない人=ストレスを感じない人」かどうかはわからないけど、まずはやってみよう! という心構えで挑むことを決めます。そして、「怒らない人になる」を目標にし、どうすれば達成できるか考えました。すると、
ステップ2:「どうしてそうなっているのだろう?」と考える
ステップ3:「怒ることで得することはあるのか?」と考える
ステップ4:怒らない状態を維持する
という、いつもならイライラしてしまう状況に出会ったとき、冷静に受け止めるためのステップを踏むことを意識しました。
しかし、最初はなかなかうまくいきません。無意識に怒りを感じるクセがついてしまってました。なので、まずはステップ1を実践して、それが無意識にできるようになったら、ステップ2へ進むという、段階を心がけました。
すると、今まで条件反射のように怒りを覚えていたことが、だんだんと、怒ることなく、冷静に受け止めることができるようになりました。
そして、いままであんなに感じていたストレスがなくなっていることに気付いたのです。
ストレスの原因は、自分が作り出していたんだなってしみじみと感じていました。今では、むやみに怒ることはなくなりました!
達成するのに半年かかりました…。けど、やってよかった!
目標を達成した時、わたしはこんな気持ちになった
仕事、プライベートでそれぞれ目標を達成したとき、
・やればできる!と次の仕事への恐怖がなくなった
・人生が楽しくなった
・人として成長を実感した
など、人生を前向きに考えることができるようになりました。今までの目標がない人生と比べて、目標を持ち、達成に向けて努力することで、自信や成長を感じることができます。
まさにこれは、充実した人生と言えますね。
まとめ
目標を持ち、達成に向けて努力すると、充実した人生を送ることができます。そして、達成できると、自信や成長につながります。
目標がない人・持ちたい人は、あせらず、まずは自分と向き合って目標を見つけてみてください。きっと、充実した人生になれますよ!
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