自分がこの先何をしたいのか分からず、どうやって生きていこうか悩んでいる時、「人の役に立ちたい。人の役に立つ仕事って何かな?」と考えたことが1度くらいはありますよね。
それもそのはず、人には本質的に「誰かに貢献していきたい」という心理が働いているからです。
そんな私も、以前はもっと人の役に立ちたい!という想いが募り、転職までした経験があります。
そんな訳で転職し、「人のためになっている」「社会のために働いている」そう自分に言い聞かせながら、がむしゃらに働いて3年が過ぎたころ、ふと気づいてしまったんです。
人の役に立っているような気はしているものの、結局のところ自分の人生に納得感や充実感を感じられない…!
今なら分かるのですが、その原因は「人の役に立ちたい」と思う裏にある自分の本当の心理に気がついていなかったからなんです。
つまり人は、自らを無視した状態で、本当の意味で人の役には立てないんですよ。
そこで今回の記事では、漠然と、「人の役に立ちたい」と思っている方に向けて、
・「人の役に立ちたい」と思う、その裏にある心理
・「人の役に立ちたい」という想いを叶えるためにできること
など、人の役に立ちながら、自分も相手も幸せになる考え方についてお話ししていきます。
人の役に立ちながら、自分を大切にして生きたい方必見です!
目次
「人の役に立ちたい」その裏にある心理とは?
多くの人が「人の役に立ちたい」と思っているのに、「なぜそう思ったのか?」という理由まで深掘りする人は、あまり多くはありません。
人の役に立ちたいと思うこと自体は素晴らしいことですが、実はその裏には自分の本当の願いが潜んでいる場合があるんですね。
そして、その中でも、ほとんどの願いの根本的にあるのは、「人から必要とされたい」という承認欲求です。
つまり、「人の役に立ちたい」という裏の心理には、
「人の役に立たない自分は認められない」→役に立つことで自分に価値があると思いたい
「人の役に立たないことには意味がない」→役に立つことで居場所がほしい
「人の役に立つことで、喜んでほしい」→ 役に立つことで愛されていると感じたい
などなど、これは例にすぎませんが、「本当の欲求=承認欲求」を満たしたいという願いが潜んでいるのです。
あなたも、「なぜ、人の役に立ちたいと思ったのか?」1度自分に問いかけてみてくださいね。
「人の役に立ちたい」の裏にある本音を知るワーク
人はそれぞれ心の奥底になにかしらの本音がありますが、そこに恐れがあるとき、人の思考が陥るパターンは、「怖い→回避→考えない」ことで、ネガティブな妄想を膨らませるといった特徴があります。
そのため、自分は何を恐れているのか、そして、どうなることを望んでいるのかを自分でしっかり認識することが大切です。こちらに簡単なワークを用意したので、もしお時間があれば、試してみてくださいね。
紙に書き出してみることをオススメします。
STEP1:本音を認識する
★「人に役に立っていないと、どうなると思っている?」
回答例:「人から嫌われる」・「自分の居場所を失う」など
STEP2:さらに深く問いかける
★「1の回答の状態になると、さらにどんなことが起きると思っている?」
回答例:「ひとりになってしまう」・「自分は無価値になってしまう」など
このように、1歩ずつ深く「どうなると思っているのか?」を問いかけることで、「人の役に立ちたい」と思う裏にある恐れを知ることができます。
この場合は、「ひとりになってしまう→人と繋がっていたい」「自分は無価値になってしまう→価値のある人でいたい」という願いがあります。
もしかしたら、どこかで「役に立つ自分でいなければならない」と思っているのかもしれませんね。
逆に、問いかけて「役に立っていなくても、別になにも思わない」というのであれば、それは「人を喜ばせたい」という性格である他、喜ばせることで自分の満足感を得たいなどのケースが考えられます。その場合は、「人の役に立つことで何が得られると思っているか?」を自分に問いかけてみてくださいね。
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