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気持ちが楽になる言葉~どうして自分はダメなんだろうと思ったら~

「どうして自分はダメなんだろう・・・」

生きていると、失恋したり、友達とケンカをしたり、仕事がつらくなっちゃったり・・・とにかく何もかも上手くいかないっ!なんて時期がきて、「なんで自分はこんなにダメなんだろう」と落ち込むことありますよね。

傷ついたり、自信をなくしたり、悲しいことが起きたり・・・そんなことは生きていれば何度だって起きますし、辛い気持ちを隠していつでもどこでも明るく前向き♬なんてむしろかなり苦しくないですか?

大事なことは、落ち込んだときどう立ち直るか!・・・でも、落ち込んでるときってホントどうしたらいいのかわからないものですよね。

じゃあ実際にはどうやってマイナスな気持ちと付き合えばいいの?どうやって立ち直ったの?

そんな疑問に答えるべく、この記事では、私が20代前半で経験した人間不信、自己肯定感の急降下、存在価値の消滅という約4年続いた暗黒期を脱した際に役だった「気持ちが楽になる言葉」と、その経験から学んだ「マイナスな気持ちとの付き合い方」についてお伝えします!

あず

私も悩んだ時期があったけど・・・でも今とっても幸せです!

4年続いた「どうして自分はダメなんだろう・・・」

まず数々の気持ちが楽になる言葉をお伝えする前に、より納得していただけるよう少し自己紹介をさせてくださいね。

自己紹介

私はあずといいます。約7年ほど北海道で看護師をしていましたが、現在はこいけんさんとの出会いから29歳で上京。ビジネスの勉強をしながら、その都度やりたいことをやってます。(笑)

【こいけんさんの記事はこちらから。】

今でこそ周りから、「ポジティブだね~」「いつも笑顔だよね〜」なんて言われますが、正直申し上げてそんなことはなかったんですよね~。これまでの人生を振り返ってみると、失恋をしズルズル…ズルズル…と何年も引きづったこともありますし、仲間だと思っていた部員から突如「そろそろ退部してもいいんじゃない?」なんて言われて人間不信になったことも…。社会人1年目のころは、仕事が辛くて毎月約3時間電車に揺られて実家に帰り、戻りの電車は毎回もれなく泣いていました。(笑)

とにかく小さな頃から人の顔色をみて育った私は、人からの評価や評判をたいそう気にする子供で、「誰からも嫌われたくない!役立たずになりたくない!使えないなんて思われたくない!」という気持ちが人一倍強く、他者からの評価=自分の存在価値でした。だからこそ人に嫌われた!役に立ってない!なんて思う出来事があると自分の価値が急降下してたんです。

これまで何度も凹むことはありましたが、とりわけ、大学4年からの4年間は辛かった~。(笑)当時の私は些細なことからチームの仲間ともめてしまい、一人部活を退部。暇になった時間はとにかく「なにがいけなかったのだろう?」「私っていやな奴なんだな…」と自分を責める日々・・・。

私は元々人付き合いは得意♬と思っていましたが、一気に「人と深く関わるのはやめよう。あるライン以上は人に心を開かないほうが楽だ。」という思考へ。

そんな思考のまま突入した看護師1年目には、自分は役に立てていない…という無力感、あの人はあんなに仕事ができるのにという…劣等感に苛まれ(さいなまれ)、【嫌われた・役立たず・使えない】の3本柱の完成により、「自分に価値なし。もうなにもかもどうでもいい。」とTHE自己肯定感ゼロ人間のできあがりでした。

そんな私が当時母からアドバイスをされた「気持ちが楽になる言葉」のおかげで、今では自分の価値を思い出し、大好きな人たちに囲まれて、自分の好きを形にしていくために行動ができるようになりました。

あず

正直この時は、あ~人生もうどうでもいいや・・・って思ってました。

母が教えてくれた「気持ちが楽になる言葉」

毎月毎月どんよりした顔で実家に帰ってくる私に、母はこんな気持ちが楽になる言葉を教えてくれました。

あず

もう疲れた…(一人暮らしの家に)帰りたくない。もう何もかもどうでもいい。

あず母

随分つらいんだね~。あのさ、あっぱれ日記っていうのつけてみたら?こないだ本かなにかで見たんだよね。毎日3つでいいから、自分にあっぱれ!って思うことをノートに書くと自分の幸せに気付いたり、こんなに自分はすごい人だったって思い出せるんだって。

あず

う~ん…あっぱれ…かぁ…。(正直めんどくさい。でも今のままはやだ。)

あっぱれ日記とは:毎日寝る前に、今日は〇〇ができた、今日を〇〇をした、そんな自分にあっぱれ!という項目を3つ見つけて書くという日記のこと。

そう、その気持ちが楽になる言葉とは「あっぱれ!」です。当時の私は、何かを変えたいと思い何冊も何冊も自己啓発本だけは読んでいました。が!しかし!!本に書いてある数々の方法を「やらないと変わらない」と思っていても、できなものはできなかったんですよね~。(笑)

当時の私の精神状態って、電車の線路をじっっっと見つめてしまうようなものでした。そんな私が「前向きな言葉を使おう」「人に感謝しよう」といわれてもなんだか余計に苦しかったんです。

でも母に言われたこの気持ちを楽にする言葉は「やってみてもいいかな」、そう思えました。

ここで学んだのは、まずは自分の「できそうかな」と思える小さなステップから踏んでみるということ。落ち込んでるときって絶対的にエネルギー不足。いきなり大きなステップを昇ろうとしても、そりゃ苦しいはずですよね。

あっぱれ日記をやってみた

ノートを買い、表紙に「あっぱれ日記」と書き、枕元に置く…準備だけは万端。しかし、なんということでしょう!「あっぱれ!」と言える出来事が見つけられないのです!

あず

まてまて。書くことないぞ?今日、私は起きてから寝るまでの間に誰かの役に立っただろうか・・・!3個も書くの?くぅぅぅぅぅぅぅ…

最初はそんな日が続きました。書けないのは辛い…そう考えた私のとった行動は、「あっぱれのハードルを下げること」。

「今日は起きて朝ごはんを食べた。あっぱれ!」

「今日もちゃんと仕事に行った。あっぱれ!」

「今日はおはようございますって目を見て言えた。あっぱれ!」

日によっては、こんなことを書く日も・・・。

「今日も健康だ。あっぱれ!」

「今日も生きてる。あっぱれ!」

これをして変わったことは、「自分はだめなんかじゃない(かもしれない)」という気持ちの変化でした。何かしたから自分を褒めるではなく、何もなくても自分を褒める。これを強制的にやり続けたことで、「自分はどうしてダメなんだろう」という思考が徐々に変化し、日々の些細なことに「幸せ」を感じることが増えたんです。

何もなくても100点スタート。

そう思えるようになると不思議と心の重さが緩和され、「じゃあ今日はあっぱれ日記になんか書くために一個でもいいから良い事をしよう」と意図的に行動を変えることができるように。

あっぱれ!と自分を褒めだしたことで、「自分は何をしたってだめなんだ」という思考から徐々に開放され、「一番いけなかったのは、自分を否定し続けた自分自身だった!」と気付いたんです。「あっぱれ」・・・この気持ちが楽になる言葉を通して、自分自身を否定し続けた思考を変えたこと、これが立ち直るきっかけになりました。

一番いけないのは、自分なんかダメだ…と、思い込むことだよ。(ドラえもん)

どうしたら立ち直れる?~人はたった二つの感情にしかリンクできない~

私が経験した「THE自己肯定感ゼロ期」のはじまりって、今考えると大した出来事じゃなかったなーって思うんですよ。「友達と仲が悪くなって部活をやめた」ただそれだけのこと。「自分は悪い人間だ」とか、「もう友達はできないんじゃないか」とか、「人なんか信用するのやめよ」とか、そんなことは考えなくてよかったんです。でもほら、落ち込んでるときってマイナスなことしか考えられないじゃないですか。まさに負のサイクルがぐるんぐるん。。。

そこから少しずつ自分に「あっぱれ」という気持ちが楽になる言葉を言い聞かせることで立ち直ることができた。だから、私はこの経験からこんな教訓をみなさんにお伝えします。

立ち直るには、愛にリンクする癖をつけ、愛とつながりやすくすることが大切。

当時の私は自分の中にある、不安・悲しみ・恐怖など「恐れ」とつながりやすい思考回路でした。だからこそ行動もビクビクとし、人の好意も疑ってかかる。自分の心の中に、不安や恐怖しかなかったので、目の前の出来事に「恐れ」の感情を付け加えるしかできなかったんですよね。

でも「あっぱれ」という気持ちが楽になる言葉を何度も自分に言い聞かせ、自分の中に喜びや幸せといった「愛」の感情を貯めだすと、目の前の出来事に「愛」の感情を付け加えて捉えることができるようになりました。

私たちがリンクできる感情は「愛」か「恐れ」の二つだけ。

愛に繋がる癖をつけると喜びや幸せに繋がりやすくなり、恐れに繋がる癖をつけると不安や恐怖に繋がりやすくなるんです。目の前に起きている出来事ってただの出来事で、それに愛の感情をつけたいなら、そもそも自分の中に「愛」の貯蓄がないとむりですもんね。

今振り返ると、過去の日々の中でも大切な友人や先輩はちゃんといましたし、いつも気にかけてくれた彼らのおかげで完全に塞ぎこまずにいられました。でも、当時はマイナスなことばかりに着目し、日々起こる嫌だったことばかりに捕らわれて、「恐れ」にリンクする癖がついていたんです。

どうしたら立ち直れるか?その答えは、少しずつでも愛にリンクすること。そのきっかけが、私には「あっぱれ」という言葉でした。

いつまでも辛かった出来事に一点集中では、すぐそばで素敵な出来事が起きていても気付かないですもんね。

扉が一つ閉じると、別の扉が開く。でも閉じた扉にいつまでも目を奪われ、自分のために開かれた扉に気づかないことが多い。(ヘレンケラー)

マイナスな感情は必要ない?

私は今、あの頃のマイナスな感情や辛かった日々は「あってよかった」、そう思ってます。

毎日が楽しくて、幸せな感情ばかりならいいのに…そんな風に思うこともたしかにありますが、辛い経験や悲しい出来事があるおかげで、自分は本当はどうされたかったのか?本当はどうしたいのか?という望みを知ることができました。

「自分の望まないことが起きるのは、自分の本当の望みを知るためである。」何かの本で読んだこの一節の意味がわかったのは、あの4年間を経験した今だからこそ。目の前で起きた出来事にただ影響され傷つく道をとるのでなく、そこから自分の本当にありたい姿を模索することができたら、人生はどんなに豊かになるでしょうか。望まない出来事って必ず起こります。だから、その度に考えるんです。「本当は自分はどうされたかった?どうしたかった?」と…。

そのためにはまず「今むちゃくちゃ辛いぜ!!悲しいぜ!!」と自分のマイナスな感情にどっぷり浸かることが必要になるんですよね。なんで悲しかったのか?なにに自分は傷ついたのか?そんなことを自分のなかで深く深く掘り下げる必要があるから。

マイナスな感情は必要です。その感情から逃げる時期もあってOK。でも、ひとしきり逃げたら、次はどっぷり浸かって「本当はどうしてほしかったのか」を考えてみてくださいね。

痛みは生きている証拠だ。苦しいときの方が色んなことがよく分かる。(テネシー・ウィリアムズ)

まとめ

さぁ、この記事もいよいよまとめです。長い文章を読んでくれてありがとうございました。人間興味あることしか文章って読めないですから、今あなたはものすごく辛い気持ちなんだろうなーって思います。

 

ながーい文章だったので、最後に箇条書きでポイントをお伝えします。

もしあなたに何か辛いことが起きたなら、とりあえずひとしきり落ち込む!
あず

仕方ないです。だって、傷ついたことは事実だから。とりあえず、泣いてもいいし、怒ってもいいし、心の中で相手を罵倒してもいい!ただし大前提としてあなたは全然だめじゃない!

ひとしきり落ち込んだら、結局あの出来事の自分は何が嫌だったのか?どうして今辛いのか?とマイナスな感情にどっぷり潜ってみる。
あず

望まない出来事が起こるのは、本当の望みを知るためです。あの出来事を通して自分はどんな人生を歩みたいか、どんな人間になりたいか、考えるチャンス。

どうしても自分を責めてしまうことから抜けられないなら、あの気持ちが楽になる言葉を使ってみる
あず

私は「あっぱれ!」がしっくりきたけれど、それがあなたにとっては「さすが!」かもしれないし「すごいじゃん!」かもしれません。小さな嬉しさや喜びを拾い始めると愛につながる癖がついて必ず心が軽くなっていきますよ。

 
最後に有名な言葉ですが、こんな気持ちが楽になる言葉をお伝えして終わりにします。

思考が変われば、言葉が変わる。
言葉が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、性格が変わる。
性格が変われば、運命が変わる。

(Byマザーテレサ)

あなたの気持ちが、少しでも楽になりますように!

人生を旅する人

あず

旅する取材ライター。リビングエニウェアな暮らしをしながら、「物を減らすと人生は豊かになるのか?」を実験しているミニマリストです。 人やサービスにある想いを引き出し届けることがお仕事で、実は元ナース。 noteでは『持たない暮らし』のコラム執筆中。

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