自分の嫌なところばかりが目について、つい落ち込んでしまうことってありますよね。
なんて、自分に足りない部分を求めたくなる気持ち、分かる人も多いのではないでしょうか。
私自身「もっとこうなりたい、ああなりたい」という理想と、現状の自分とのギャップに苦しんだ経験があります。
これが自分の性格なんだから仕方ない・・・と簡単に諦めたくはないんですよね。だって、理想の自分に近づけたら、毎日がもっと楽しくなるだろうし、自分のことをもっと好きになれると思うから!
そこで今回の記事では、性格を変えたいと思った時どうすればいいのか、具体的な方法をお伝えしていきます。
性格を変えるのは難しい・・・そんな風に感じている人こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも性格は変えられるの?
ここでは、そもそも性格は変えられるのかどうか、「性格」という言葉の意味から考えていきます。
ウィキペディアによると、「性格」とは
とあります。
「生物学的要因」というのは、性格が遺伝によるもの、生まれ持った気質によるものであることを指しています。
ここで注目していただきたいのは、「環境的要因」の部分です。
環境って、変えようと思えば変えられるものですよね。どこにいるか、誰といるか、それを選ぶ自由が私たちにはあります。
子どもの頃はなかなか難しいかもしれないけれど、大人になった今ならできる!
そう考えると、部分的にはなるかもしれませんが、性格を変えること自体はできる、といえます。
性格を変えるのが難しいのはなぜ?
「性格を変えるのって難しい・・・」、私たちがそんな風に感じてしまう原因って一体何なのか、一緒にみていきましょう。
性格を変えるのは無理だとどこかで思っている
そもそも、性格を変えるなんて無理、自分にはできないという思い込みがありませんか。
なんて思いがあると、それは最初から諦めているのと同じことです。
すでに諦めていることを可能にするのは、難しいに決まっていますよね。
現状それほど困っていない
「性格を変えたい!」と口では言うものの、実際そこまで強く思っているわけではない、という場合もあります。
今この性格のせいでトラブルが頻発しているから一日でも早くなんとかしなくては、なんて人はそうそういないでしょう。
ですから、「性格を変えられるといいな」くらいの軽い気持ちを抱いて、これといって頑張ることなく過ごしている人は多いはずです。
切羽詰まっていなければ、性格を変えるためにそこまで頑張れないものです・・・
何かを変えるのが怖い
いつもと同じであること、変わらないことに安心感を抱く人は多いです。
たとえば、性格を変えるために、普段やらないことを思い切ってやるとします。それって、けっこう怖くないですか。
普段と違うことをするのだから、当然周りからの反応も違うだろうし、「この人どうしたの?」って変な目で見られるかもしれないですもんね。
何かを変える怖さに打ち勝てず、いつも同じことばかりしている人が、性格を変えるのは難しいです。
周りに引き留められる
変化への怖さに打ち勝って、いざ行動しようとしても、周りから引き留められることがあります。
それは家族かもしれないし、友人、同僚かもしれません。
たとえば、これまで自分と同じところにいると思っていた相手がいきなり新しい挑戦をしたり、自分の知らない世界に飛び込もうとしたりした時、焦りや不安を感じることがありますよね。
それと同じで、あなたが変化しようとする時には周りがあなたの変化に戸惑います。
本人に悪気はなくても、「やめたほうがいいんじゃない?」なんて口出しすることで、あなたが変わるのを邪魔してしまいがちです。
性格を変えるための5つのステップ
一日で全部やりきらなくても大丈夫ですから、少しずつ進めていきましょう。静かな空間で、ひとりの時間をつくって、ゆっくり自分と向き合ってみてください。
では、はじめていきます。
ステップ1:どんな性格をどう変えたいのか明確にする
まずは、自分のどういったところをどう変えたいのか、紙に書き出してみましょう。
たとえば、
・せっかち→落ち着きやゆとりを持って行動したい
・面倒くさがり→計画的に動けるようになりたい
・引っ込み思案→社交的になりたい
など、思いつくまま自由に書いてみてくださいね。
ステップ2:変えるとどうなるのか、変えないとどうなるのかを書き出す
次に、それらの性格を変えるとどうなるのか、変えないとどうなるのか、それぞれ考えてみましょう。
せっかちな性格を変えたら、日々穏やかな気分で過ごせそう。変えないと、自分にも他人にもすぐイライラしちゃって、いつか人間関係に支障が出るかも・・・
優柔不断な性格を変えたら、今みたいにうだうだ悩まなくなるよね。悩む時間がなくなったら、その分もっと有意義なことに時間を使えるはず!このままだと、悩むだけ悩んで結局何も行動できない人生になっちゃいそう・・・
このように、性格を変えるメリットと変えないデメリットを言葉にすることで、自分はどちらの未来を選びたいのか、改めて自分に問いかけてみてくださいね。
ステップ3:「自分は変わる」と決める
もし、「このまま何も変えない未来は嫌だ!」というのであれば、もう今ここで「私は変わる」と決めてしまいましょう。
決めたら自然と言動も変わります。
「○○な自分になる」と大きく書いた紙を部屋に貼ってもいいですし、周りの人に宣言するのもおすすめですよ。
本当に変わりたい気持ちがあるなら大丈夫。「変われるかな・・・」じゃなくて「絶対変わる!」って口に出してくださいね
ステップ4:今の性格にも感謝して手放すイメージを持つ
何かやろうとするとき、自分へのダメ出しや否定の気持ちがあると「やっぱり私には無理かも・・・」なんてなりがちです。
「自分は変わるんだ!」と決めたからって、今までの自分が全部ダメだったわけではありません。
その性格で損をしたこと、嫌な目に遭ったことがあったとしても、何かしら得をしたこと、助かったことだってあったはずです。
心配性な性格で、なかなか思い切ったチャレンジができないのが嫌でした。でも、心配性だからこそトラブルを事前に防げたり、計画的に行動できたりしていたのかな・・・
ですから、たとえどんな性格であっても「今までありがとう」という気持ちで手放していくイメージを持ってみてください。
「今の自分もダメじゃない。だけどもっと素敵な自分になるんだ!」そんな前向きな気持ちでいられると、自分を変えていくのが楽しくなりますよ。
ステップ5:いつもと違うことをする
思考を整理し、マインドを整えるのがステップ4まででした。それで最後のステップは何かというと、とにかく行動することです。
今までと同じ行動をとっていれば、今までと同じことが繰り返されるだけ。起こる出来事もあなた自身も何も変わりません。
行動を変えれば習慣が変わり、習慣が変われば自然とあなたの内側も変わってくるものです。
普段のあなたが選ばない方を選ぶ、やらないことをやる、行かない場所へ行くなど、いつもと違うことをどんどんしていきましょう。
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