たくさんの人と出会う中で「この人、人の話を聞かない人タイプだな~」「なんで私の話聞いてくれないんだろう?」と感じる、人の話を聞かない人に出会ったことってありますよね。
実は私もせっかちなところがあって、何かの説明をされるときは全部相手の話を聞く前にある程度分かった時点ですぐ行動に移してしまいたいタイプで。たまに、長い話だと最後まで聞くのを待っていられなくて、周りの人に「ちゃんと話聞いて」なんて言われたこともあります。
そんな私ですら「この、人の話を聞かない人だな~」「この前説明したのに何回目の説明だろう!?」と印象をもつ人も中にはいます。
彼らはなぜ人の話を聞かないのか、またどうしたら話を聞いてくれるようになるのでしょうか。
今回は、私の反省も踏まえつつ、人の話を聞かない人の特徴・考え方や付き合い方と、人の話を聞かない人は知っておいた方がいい、知らない間に周囲に与えている印象について共有させていただきます。
人の話を聞かない人との付き合いに悩んでいる人は参考にしてみてください。
目次
人の話を聞かない人ってどんな人?
まずは人の話を聞かない人がどんな人か、なぜ聞いてくれないのかを見ていきましょう。
人の話を聞かない人とはどんなかを知ろう
話を聞いてくれない人は文字の通り、
です。
人の話を聞かない人の中には、
・聞いている振りをする人
・聞いてないときもあるけどポイントは押さえている人
など、人によって聞かないレベルに違いがあります。
話を聞かない人がどんなタイプの人なのかを知ることで、どうやって聞いてもらえるかを考えることも可能なので、相手がどのくらい話を聞かない人なのかを理解しましょう。
人の話を聞かない人のタイプ分け
人の話を聞かない人はみんな同じ理由で話を聞かないわけではなく、いくつかのパターンに分けることができます。
・途中で話を聞かなくなってしまう
・話を聞くより行動したい
・話を聞きながら他の事を妄想している
・相手の話を聞くより自分の話がしたい
・そもそも人の話を聞かない
などなど。もしかしたら、その時によって出てくるパターンがあるかも知れないですし、何かの掛け合わせのパターンもあります。
「話を聞きながら他の事を妄想している」×「相手の話を聞くより、自分の話がしたい」のように人の話を聞いていたら、自分の問題を考えていてそれについての見解を話したくなってしまう人もいるのです。
まずは自分の周りにいる人の話を聞かない人がどのパターンに当てはまるのか考えてみるといいですよ
タイプ分けができたら、その人とどう付き合っていったら良いかを見ていきましょう。
タイプ別話を聞かない人に話すときの対応
タイプ①相手の話に飽きてしまう~興味がない・話が長い~
人の話を聞ない理由はもしかしたら、話している話題に興味無い、または長いと感じてしまっている気持ちが表に出ている場合が考えられます。
学生時代、朝礼などで校長先生の話が長くて「早く終わらないかな~」と思っていた経験はないでしょうか。
途中までは一生懸命聞いていても、話が長いと途中で「聞くぞ」という気持ちが無くなり、話が右から左への流れていくだけの状態になってしまうこともあります。
仕事の内容など、大切な話をしている場合聞かない相手の態度にももちろん問題はありますが、要点をかいつまんで話てあげたり、相手の興味を引くように話してみるなど、話す側の工夫次第で解決できることもできます。
また、話を聞くと相手にとって何が良いかを始めに話すと「聞いた方がいいな」と感じてくれますよ。
タイプ②聞き手が受けとりきれない量の話をする
相手に沢山のことを教えてあげたくなるあまり情報過多になりすぎていないでしょうか。
相手の力量を見極めることも話す側の大切なポイントになります。
新入社員の時、先輩から新しいことを教わっていたら、
この作業に関しては、○○と対応してね
はい!
でも、イレギュラーなこともあって、その時は△△なこともあるし、××なこともあって、これを・・・・・・◎△$♪×¥○&%・・・
(後半は何を話しているかもはや分からない・・・)
というようなことがありました。相手の受け取れるレベルで順序だてて話すことで解決することもありますよ。
タイプ③話を聞くより行動したい
相手の話している途中で「もしかして、この話の結末はこういう事じゃない?」と理解し、それが分かるとすぐに行動したくなる人がいます。
「1を聞いて10を知る」という頭の回転が早いタイプの人かも知れませんし、とりあえず試してみたいと考えている人かも知れません。
ものごとを進めるときに、人が動く理由は大きく4つあると言われています。
・なに:背景や事実を知りたい
・どうやって:方法を知りたい
・今すぐ:今すぐ行動したい
行動したいタイプは「今すぐ」タイプの人なので、とりあえずやってほしいことを伝えるとスムーズに動いてくれます。
対応しているうちに、「あれ?これ何のためにしてるんだ?」となるので、その時に方法などを伝えてあげるとよりものごとを理解できるので、伝える側が順番を工夫してあげるとお互い対応しやすくなります。
タイプ④他のことを考えてしまう、自分の話がしたい
話している時「どうも他の事を考えているな~」と感じてしまう相手っていますよね。
話を聞いてほしいのに聞いてくれない・・・そんな時は、相手に何を考えているか意見を求めてみるといいですよ。
それは、話を聞いてほしくても、自分が考えていることで頭が一杯の状態だったらこちらが伝えたい話が入ってこないからです。
考えている内容は大きく3つに分けられます。
・話に関連付いた自分の問題
・話で分からないところを考えている
全く違うことだったら「もう少しで話が終わるから最後まで聞いてね」とお願いすれば良いかも知れませんし、自分の問題を考えていたら時間を決めて少し話すことでこちらの話を聞いてくれるかも知れません。
話している内容自体に疑問があった場合は、こちらの説明が足りていないことに気付けるかも知れないですよね。
話を聞いていないな・・・と思う前に、相手の考えに寄り添うと解決することもあります。
タイプ⑤そもそも全く人の話を聞かない
全く相手の話を聞かないタイプにも2パターン理由が考えられます。
・お互いの信頼関係ができていない
前者の場合は、こちらが諦めてしまわないといけない場合もありますが、後者の場合は話しを聞いてもらう前に、お互い関係を見直す必要があります。
何かをお願いされたり頼まれた時、同じことを言われても言われる相手によって印象が変わることはないでしょうか。
仕事のチェックをお願いされた時、
・お世話になっている先輩に言われた時
・仲の良い友人に言われた時
・全く知らない他人に言われた時
で印象は大きく変わるはずです。
もし、相手が話を聞いてくれないときは、そもそも私たちの関係ってどうなのかな?と考えて信頼関係を作ってくことを大切するところから始めるのも方法です。
①相手の話に飽きてしまう~興味がない・話が長い~
②聞き手が受けとりきれない量の話をする
③話を聞くより行動したい
④他のことを考えてしまう、自分の話がしたい
⑤そもそも全く人の話を聞かない
人の話を聞かない人のメリットとデメリット
では、人の話を聞かないと何が問題なのか、「聞かなくても本人が良ければ問題ないんじゃない?」とも感じますが、もし、自分が「人の話を聞かない人」と周りに思われていた場合、どういった印象を持たれているか確認してみてください。
人の話を聞かないことによるメリット
人の話を聞かないメリットははたしてあるのか・・・。見ていきましょう。
今まで出会ってきた「人の話を聞かない人」たちはどんなところが良い点だったか・・・その人ごとに違いますが、
・何かの勢力に左右されない
・意見がコロコロ変わらない
・行動力がある
など、自分を強く持っている人が多かったです。
上記に、
・時代に乗れている
・先見の明がある
・人としての魅力がある
・マイナスの発言を言わない
などが加わると、「頼りになる」「カリスマ性がある」など人が集まってくる人になることもあります。
人の話を聞かなくても、何かで結果を残していたり魅力があると、それも性格として受け入れられることもありますよね。
人の話を聞かないことによるデメリット
人の話聞かない人は周りにどう思われているのか、周囲をリサーチしマイナスな印象・意見を集めてみました。
・聞かないことによる失敗を繰り返す
・何も話したくなくなる
・会話ができない
・否定されたと感じる
・何度も同じことを説明しないといけない
などがありました。
仕事の上で話を聞かず、同じことを何度も失敗したり周りに迷惑をかけてしまうと「この人に仕事を任せてもいいのかな?」と感じてしまいます。
また友人関係でも、話をさえぎってくる人や人の話題をさらってしまう人なんかと話すと
この前、○○について話しててさ~
あっ、私も○○について考えてた!
この前は○○のことをセミナーに参加して色々聞いてきたんだけど・・・・・・
へ~(相談したかったけど、まぁいっか。)
となり、何度か同じことがあったので心のどこかで、いつも会話が一方的な印象が生まれてしまい
(相談したいときや元気が無いときはA子と会ったり話すのはパワーがいるし、落ち込むから止めておこう)
と決めた結果、会う頻度も減っていきました。
私ももしかしたら、A子さんと同じようなことをしているかも知れないな・・・と反省をしましたが、だからと言って友人と話すたびに「嫌われたらどうしよう・・・」と気にして付き合うのもイヤだな、と感じたので、できる範囲で相手の話を聞くように意識するようになりました。
もし、私のように「自分は大丈夫かな?」と不安になっている人は、過度に意識し過ぎて友人関係に疲れてしまっては違うストレスや問題になるので、できる範囲で相手の話を聞くようにしてみるのが良いですよ。
人の話を聞かない人との付き合い方
人の話を聞かない人のタイプや、メリットデメリットも分かったけど、実際にどう付き合っていったらいいのか・・・見ていきましょう。
どう付き合いたいか・どうしてほしいか考える
話を聞いてくれない人に対してどうしてほしいのかをまず、自分に確認してみましょう。
・友人関係でいつも一方的に話をされたりする
・たまにしか会わないけど、話を聞いてくれないことでモヤモヤする
シチュエーションによって、今後の対応が変わってきますよね。そして、自分がどうしてほしいのか
・たまには自分の悩みも相談したい
・話を聞いてくれない人とは会いたくない
それによって、その後の行動や考えが変わってくるはずです。もしかしたら「聞いてくれない」ことだけにフォーカスしてイライラしていることもあるかも知れませんよ。
どうしても相手が合わないと思ったら、合わない人ととの付き合い方を書いたこちらの記事がオススメです。
話し方を変える・伝え方を変える
話を聞いてくれない人に対して話を聞いてほしいと思った場合、相手の受けとるのに得意な方法を考えてみましょう。
・要点をまとめる:まずはポイントだけ話す
・相手のメリットを話す:これを聞くと何が良いかを伝える
・始めに相手の話を聞く:自分の話を聞いてもらった安心感で聞いてくれることもある
・話すのではなくメールなどを使う:自分のペースやタイミングで理解したい人向け
・図などを使う:視覚的な理解を得られるだけで集中力が上がる人もいる
など、こちらのちょっとした工夫でコミュニケーションが大きく変わることもあります。
一生懸命話をしているのに聞いてくれない相手が悪い!という考えではなく、「もしかしたら伝え方にも問題があるのかな?」「どうしたら聞いてくれるだろう?」と考えてみることで解決することもあります。
対応していくうちに、自分の伝える力をアップさせるチャンスになるかも知れませんよ。
相手をまず理解して受けれてみる・自分はどうかかわるか考える
「人の話を聞かない人だな~」と相手に怒りを覚えてしまうとき、無意識に相手に変わってほしいと思っていませんか。
自分の習慣や当たり前の思考を変えることだって大変なのに、相手の考えを変えるのはもっと労力がいるし、大変です。
ただ、もしかしたら相手も変わりたいけどどうしたらいいか分からない状況だったり、そのこと自体に気付いていないこともあるので、キッカケがあれば大きく変わることもあります。
以前、一緒に働いていた後輩(Aさん)で、周りの意見を聞かずに仕事を進めてしまい、問題を起こしている人がいました。
周囲は、「頑張っているのは分かるけど、もうAさんは変わらない」と半分諦めモード。人の話を聞かない人として接しよう、という空気が流れていました。
しかし、転勤してきたばかりの上司が時間を作ってAさんの話を聞いていくうちに、だんだんAさん自身がメンバーにも溶け込み、話しにくい人から話しやすい人・聞いてくれる人に変わっていきました。
最近Aさん凄く話やすくなったけど、何か心境の変化でもあったの?
ん~仕事に対する思いが自分なりにあって行動していたんですが、周りに理解されず苦しかったです
でも上司の○○さんが声をかけてくれて話を聞いてくれて、自分の良いと思っていたことを少し見直して行動を変えたら一気に仕事がしやすくなりました(笑)
なんてことがありました。
もしかしたら、周りの決めつけが「人の話を聞かない人」を作っていることもあります。Aさんは変化がありましたが、変わらない人も中にはいます。
そんな相手とどうやって相手と付き合っていくか、実は自分の問題でもあるんですよ。
自分を変えたい人はこちらの記事がオススメです
①どう付き合いたいか・どうしてほしいか考える
②話し方を変える・伝え方を変える
③相手をまず理解して受けれてみる・自分はどうかかわるか考える
人の話を聞かなくても愛される人もいる
私の周りの人で、アドバイスを色んな人に求めているのに、全く人のアドバイスや話を聞かないBくんがいます。
ikueさんはどう思いますか?
○○で悩んでいるなら××をしてみたらいいんじゃないかな~
なるほどですね!!参考になります、さっそく試してみます!
(役に立てたなら良かった~)
と最初は相談されるたびに真剣に答えていたのですが、一向に変化する気配がありません。
私だけではなく、周囲の友人も同じように感じていたようで
Bくんにアドバイス求められたから真剣に答えたけど、まったく話聞かないのね~(怒笑)
でも、Bくんは「人の話を聞かない人」だから嫌がられることはなく、逆に人に好かれています。それは、「話を聞かない」こと以上に愛される要素がたくさんあり、
人の話を聞かない所も含めてその人のキャラクター
として受け入れられているのです。
人の話を聞かないのはその人の一面でしかないので、良いところを見つければ「愛すべき人」に変わることもあります。
「○○さんは、人の話を聞かない人、だけど△△な良いところもあるよね」と良いところを見つけることで、話を聞かないその人ごと大切に思えることもありますよ。
まとめ
「人の話を聞かない人」と聞くと、どうしても始めはマイナスイメージになってしまいますよね。
でも、相手を理解することで解決したり、その人のキャラクターと認めることができれば、今まで以上の付き合いができるかも知れません。
自分だって100%完璧な人間でないように、相手も100%完璧な人間ではありません。でも、そこをお互いが認め合いながら、交友を深めたり、一緒に働くようにするだけで、コミュニケーションストレスを減らしながら、楽しく過ごせるようになりますよ。
あなたの人生がステキな人間関係で溢れることを願っています!
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