向上心がないと生きづらい？その特徴を活かして自分らしく生きよう

今が不満なわけではないけれど、ふと周りを見渡すと、みんなが眩しく見えて「自分はこのままでいいのだろうか…」そんな風に感じることってありますよね。

ところが、

と思ってしまい、そんな「向上心がない自分はダメなのかな？」と、生きづらさを抱えて生きている人は少なくありません。

私自身も、かつてはずっと無意識に向上心を持っているフリをして、社会で生きやすいようにと、自分を騙しながら人生を送ってきた経験があります。

ある時、そんな本音に気がついてからは、いい意味で「なんとでもなる」と開き直り、目の前の小さな興味をただひたすら追っていたら、人生がびっくりするほど好転していきました。

そんな今では、’’向上心’’に対して「持とうとするものではなく、自然と湧いてくるもの」と捉え方も変わり、肩肘張らずに自分らしく生きられるようになりました。

そこでこの記事では、向上心がない人の特徴や心理、デメリットについても触れながら、向上心がない自分をうまく活かして生きるためのヒントをお伝えしていきます。

向上心がないとはどんな状態か

改めて、向上心がないとはどんな状態なのでしょうか？

「向上心」という言葉の意味を調べてみると・・

とあります。

つまり、向上心がない状態は、「成長を望まず、現状のままでいい心」ということになりますね。

私自身、会社で働いている間、常に「あまり上の立場にはなりたくないな」「目標なんてない」と心の中で思っていたので、「自分には向上心がないんだ…」と引け目を感じていました。

そんな向上心の意味について、この記事ではもう少し深掘りしてみたいと思います。

というのも、向上心というのは何か高い目標を掲げるようなものではなく、自分の関心ごとをやり続けるうちに「もっとこうしたいな」「もっとこうなったらいいな」という楽しみや喜びのような感覚に近いものだからです。

向上心とは外側から押し付けられて生まれるものではなく、何か掲げて目指すというものでもなく、何かをやり続けているうちに、自分の中から自然と生まれるものなのですよ。

向上心がない人の特徴と心理とは

向上心とは自発的に生まれるものというお話をしました。では、それを踏まえて向上心がない人にはどんな心理や特徴があるのか見ていきましょう。

特徴と心理①現状に明確な不満があるわけではない

私たちは「向上心がない」と聞くと、どうしてもマイナスなイメージを持ってしまいますが、視点を変えると、「現状に明確な不満があるわけではない」ということにもなります。

たとえば仕事で、「自分はこのポジションが合っている」と思っていることや、「キャリアや給料が上がらなくてもいい」と思っている場合などが当てはまります。

ただし、明確な不満はないけれど、同時に「現状に満足している」とも感じられない場合は、自分自身を見失いモヤモヤしている心理にある可能性が高いですね。

特徴と心理②他者や社会への関心が薄い

向上心がない人は、他者や社会への関心が薄いといった傾向もあります。

たとえば、あまり他人の評価を気にしていなかったり、流行りなどの社会の物事に関して興味が薄かったりと、向上心ある人に比べて周りを気にしていないといった特徴が見られるなどです。

というのも一方で、情熱を注ぐ先が見つかると、いい意味で周りの評価を気にせず、向上心を持つという意識もなく自然と取り組めるといった強みもあるからなんです。

ただし、周りからは「やる気がない」「無関心」と思われてしまうといったデメリットもあるのが事実です。

特徴と心理③向上心を持ちたくても自信がない

向上心が湧かない人のなかには、向上心を持ちたいと思っていても、「自信のなさ」が邪魔をしている場合があります。

というのも、自分が「こうなったらいいな」という願望よりも、「自分にはできるはずがない」「自分は何をやってもだめだから」などという自己否定感がベースにあると、そもそも願望も湧きにくくなってしまうからです。

向上心がない人は、「今の自分の状況」をプラスに見ている場合も、マイナスに見ている場合もあり、そこには人それぞれの心理が働いていると言えますね。

特徴と心理④変化するのが怖くて向上心が湧かない

「変化」を極端に恐れる癖がついてしまっているがゆえに、向上心が湧かないという場合もあります。

そもそも人間は「変化を嫌う生き物」です。誰でも新しいことに挑戦するのに勇気がいることや、すごいやる気が湧いても、すぐに日常と変わらない生活を送ってしまうのもそのためなんですね。

本人は気がついていないことが多いですが、変化を恐れるあまり「向上心なんてない方がいい」と無意識に思っていることはよくあるものです。