コピーライティング

WEBライティング初心者が読まれる記事を書く為に知っておくべきコツ

誰でも発信できる時代になり、「一億総発信時代」と言われるようになっています。

みんなが気軽に発信するようになったことで、自分の思いや考え・情報などをネットで拡散することが可能になってきました。

ただ、たくさんある情報や文章のなかで読まれるものと読まれないものがあるのは事実で、その大きな違いは、人が読みやすいライティングのコツを知っているかどうかにあります。

せっかく時間をかけて誰かに読んで欲しくて書いている文章なのに、見向きもされなかったら悲しいですよね。

では、どうしたら人の目に留まり、読まれる文章になるのでしょうか。

そこで、読まれる人の文章にはどんな特徴があるのか!?を見ていきながらライティングを始めたばかりの初心者でもすぐに書けるようになるコツを解説します。

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今回は私がライティングの講師をした時に伝えた方法で、受講者の方の文章が読みやすくなった方法を中心にお伝えします

文章に苦手意識がある人はもちろん、文章が書けてしまうタイプの人も言葉で理由が分かると、これから文章を書く時に役立ちますよ。

文章に「良い」「悪い」ってあるの?

読まれる文章のライティングのコツを伝える前に、文章のことについて少し考えてみましょう。

ライティングとは「文章を書く」という意味で使われることが多いです。

単純に文章を書くだけであれば小学生の子供でもできますが、その文章に「良い文章」「悪い文章」はあるか!?と聞かれると、ビジネス上だったり、書くことを仕事として考えているのであれば、正直答えは『YES(あります)』という答えになります。

一般的に、良い文章とは

・分かりやすい
・簡潔である
・読みやすい
・何をして欲しいか分かる

などがイメージされ、ビジネス上のやりとりであればこれだけで十分ですが、ライターとして働くことを考えているのであれば、

・より多くの人に読まれる工夫ができる
・依頼者の望んでいる内容が書ける
・文章の構成が考えられる

などの技術的な面も必要になってくるのです。

この逆が「悪い文章」と言われてしまうものになります。

「良い文章」が書けるようになるには、読みやすい流れや書く順序、書く上でのポイントがあるのでそれを覚えるのが一番の近道になります。それがライティングのコツと言われるものです。

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個人的には書き手の思いが届くのであれば、それはどれも素晴らしい文章ですが、ライティングを仕事とするなると少し異なります

それは、自分を知らない不特定多数の人にも伝わるようにするためには、読まれる人の「ライティング」では何に気をつけているのか、できる人の理由を知り、自分の物にしてコツを掴んでいくのがオススメです。

ここからは、ライターとして仕事を考えている人に知っておいて欲しいことを中心に紹介していきますが、仕事やプライベート、SNSなどでも使える方法なので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

では、次の章では「読まれる人の文章」と「読まれない人の文章」はどう違うのかを見ていきましょう。

「読まれる文章」と「読まれない」文章を比べてみた

今まで、ライティングの講義や、たくさんの人の文章チェックなどをさせていただく機会があり、「読みやすい文章だな〜」と感じる人と、「この人の文章は何度もも読まないと言いたいことが伝わらない・・・」と感じる文章があります。

練習をすれば誰でも「読みやすい文章」が書けるようになるので、まずはその違いについてここでは見ていきましょう。

はじめに〜知っておいて欲しいこと〜

「読みにくい文章」でも自分が納得していたら良いんじゃない?
「読みにくい」定義なんて人によって違うんだから、気にする必要ある?
「読みにくい文章」の定義に当てはまる書き方をしているけど、意図があるからOKでしょ?

と考えている人も中にはいるのではないでしょうか。

私たちはたくさんの情報を日々キャッチしており、1日に自分が読める情報に対し、発信されるものの方が多い状態です。

その為、少しでも「読みにくい」「分かりにくい」「何を言っているかわからない」と感じてしまうと、最後まで読まれません。読んで数秒で文章に対する印象が決まるとも言われているくらいです。

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人の時間は無限ではないので、自分の時間は納得できる有意義なものにしたいのは、みんな同じですよね

書いている自分の時間だけでなく、読んでくれる相手の時間を無駄にしないためにも、「スラスラ読める=読みやすいライティング」のコツを知ることは大切なんですよ。

読む相手のことを考えて文章を書こう

違い①どこかで読んだことのある話

たくさんの文章を読んでいると「また同じよう文章だ」「どこかで読んだことがある」などと感じたことはないでしょうか。

読まれない文章を書いてしまう人は、どこかで読んだことがある内容を書いてしまうことが多いです。

「それ知ってるよ」と読者に思われてしまっては、続きを読んでもらえません。

でも、どうやったら読者に新しい印象を与えて書けるのか。それは、自分だけが発見したことは世の中には少ないので、読んでもらえる文章が書ける人は、自分なりの切り口や視点を持っており、同じことを書く時も視点を変えて自分の言葉で伝えることができます。

書こうとしている内容は同じでも、「なるほど!そういう視点があるのね」「この説明の仕方は分かりやすい」と感じてもらえるように工夫できるかが鍵になりますよ。

同じ話でも自分視点で考えて書くことができるかどうか

違い②読み手によって捉える印象・内容が違う

文章添削のために読んでいるとき、伝えたいメッセージが少し分かりにくかったので確認したことがあります。

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これは〇〇を伝えたくて書いているんですよね?

書いた人

違います!△△と伝えたかったんですよ〜

他の受講生にも読んでもらうと、

受講生

えっ!?◇◇と言いたいんじゃないんですか?

と、読んでいる人と書いている人の捉え方が全く違う文章に感じていたということがありました。

人は文章を自分の解釈しやすいように(都合がいいように)読んでしまうことがあるで、書き手と読み手ができるだけ同じ内容をイメージできるように文章を書けることが大切です。

誰が読んでも伝えたいメッセージが同じ認識であるかどうか

違い③言いたいことが一番最後に書いてある

文章が伝わらない・読むのを止めてしまう書き方の1つに、言いたいこと(メッセージ)を最後まで秘密にする書き方をする人がいます。

例えばこんな感じの文章です。『私はあることをしてとっても幸せになりました。それを知ったことで、仕事の疲れも嫌なことも忘れるくらいです。・・・・』といった感じで、何を伝えたいのかが長い文章の最後を読まないと分からない内容になっている文章です。

書いた人に理由を聞いてみると、

先に書くと読まれないと思って

主役登場は最後の方が良いじゃないですかぁ

という答えが返ってきました。確かに、手品の種明かしをして手品をスタートするようなイメージがあるかもしれませんが、文章においては、何についてこれから書くか(種明かし)を早い段階でしないと、読者が

「何について書いているんだ?」
「全然話が伝わってこない」

となってしまうので、最初に何について書くのか・これを読むとどうなるのかをハッキリさせて、そのためにはどうしたらいいかを後の文章で説明するのが大切ですよ。

文章の早い段階で何について書いているかを示しているかどうか

ライティングスキルをUPするコツとは!?

ではいよいよライティングのスキルをUPするコツに入っていきます。

文章を書く時は内容にもよりますが、短いブログでも2000文字〜3000文字。多いものだと5000文字〜8000文字以上になることもあります。

そんな長い文章を読んでもらい、理解してもらうには「スキル=コツ」を知ることが読まれる文章を書けるようになる近道になりますよ。

コツ①文章の構成を考えてから書き始める

文章を読んでいて「あれっ?書き出しの内容と最後伝えたいことがズレているな・・・」と感じる文章を読んだことないでしょうか。

文章をチェックしていて、そう感じてしまう人の多くは

・いきなり文章を書き始める
・文章を書き終わった後、タイトルを作る

ということをしがちです。読みやすい文章を書く人はこれとは全く逆のことをしています。

・ある程度構成を考える
・タイトルを考えてから書く

でも、文章の構成を作成したことのない人はどうやったら良いか分からないですよね。

そこでライティングスキルをUPするコツとして、「PREP法」をを使ってみてください。

P:Point(結論・伝えたいメッセージ)
R:Reason(理由・なぜか)
E:Example(具体例・例えば)
P:Point(結論・だから)

の頭文字をとってPREP法と言います。

これは、文章を書く時だけでなく、プレゼンテーションの時にも使える方法なので、何か相手に伝えたいメッセージがある時に特に有効な構成を作成する方法とも言えます。

この構成に沿って、自分が伝えたいメッセージの流れを考えて、全体像がイメージできてから書き始めると言いたいことが最初と最後でズレることもなくなりますよ。

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ライティングのコツは、言いたいメッセージ(タイトル)を考えて、構成を簡単にメモしてから書き始めると自分の中で書く流れが想像できているので、スムーズに進めることができます

文章を書いていて話が飛んでしまう場合は、文章の構成をシッカリ組み立ててから書き始めましょう

コツ②導入文(リード文)に一番力を入れる

読者は文章を読むか読まないかを何で決めるのか・・・。色んな動機が考えられますが、大きな理由の1つが「その文章に興味がある」「読みたいと思う」かどうかが大切です。

そこで大切になるのが導入文またはリード文と言われる文章冒頭の内容になります。

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人は色んな記事を日常で読みますが、「この内容興味がありそう」「面白そう」と感じて読むか読まないかを判断するは、最初の数行にかかっているということですね

そのため、文章の一番出だし・その次の文章はとても大切になります。書いてある文章は次の文章を読んでもらうために存在していると言っても過言ではありません。

そこで、その数行の中で読者の興味・関心を引きつける内容を書く必要が出てきます。どんな内容を書くのかは記事の内容によって異なりますが、してはいけないこととして

・自分のことから書き始める
・何が書いてあるのかイメージできない
・疑問が残る内容になっている

のはNGです。

さらに注意として、

・リード文を長く書きすぎない
・相手の気持ちを盛り上げる(感情移入)ような言葉選び

も大切です。

ライティングする時のコツは、読者に「自分のこと(知りたいこと)」として感じてもらえるようにすることですよ。

コツ③言葉のバリエーションを増やす

文章を読んでいて「子供っぽい」「読みにくい」と感じてしまう文章を書いてしまうと、読者は内容より、その文章の言葉遣いが気になってしまい、メッセージが伝わらなくなってしまいます。

そこで、注意したいのが、

・文中の言葉のバリエーション
・語尾のバリエーション

です。

例えば、

「なんでそう思うか理由が分かるでしょうか。その理由を知ることでもっと人生が楽しくなりますよ。では、その理由をこれから説明しましょう」

という文章の場合、これでも読めますが、「理由」という言葉がこの短い文章の中で3回も使われています。これを

「なんでそう思うか理由が分かるでしょうか。その原因を知ることでもっと人生が楽しくなりますよ。では、そのワケをこれから説明しましょう」

のように同じ言葉が続いてしまう時は、言葉を変えてみてください。もし、「言い換えられない・・・」という場合は、Google検索で「類義語」を調べてみると良いですよ。

また、語尾に関しては「〜です」や「〜ます」「〜だ」など、同じ語尾が続くと単調になり子供っぽい文章になってしまいます。

少し話し言葉に変えてみたり、強調したいところには言い切りを使ってみるなど、ニュアンスを変えることで読者が最後まで飽きずに読めます。

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私が文章をチェックする時は、3回以上連続して同じ語尾を使っていると気になることが多いです。ただ、内容によって違和感がないこともあるので、まずは「同じ言葉を使っていないか」注意するところからスタートしてみましょう

まとめ

文章をせっかく書いているのに、なかなか読まれないな・・・と感じている人は、もしかしたら読者にとって「読みにくい文章」を書いている可能性があります

大切なのは「読む人にとって分かりやすいかな?」という視点を持つことです。

ライティングのコツを知り、書く時に少し意識するだけでも文章力がUPしてきますよ。まずは、できることから試してみましょう。

文章で伝える力を身つけて、あなたの人生がより素敵な毎日になりますように(^^)

編集長の人

いくえ

もっと楽しく生きたい。自由に自分らしく生きていていきたい!と思って大手金融企業のOLを辞めました。OL時代に培ってきた一般的な事務のスキルでも自由人として生きられる、を実践しています。今は平日人が少ないときに趣味の美術館やゴルフをするのが楽しみ。 この度はALIVE(アライブ)の編集長として、好きなことで生きている人たちの応援と、その秘訣を皆さんにお伝えできるよう日々楽しく勉強中です。

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