生きていると幾度となくやってくるのが、人生の岐路。人生は選択の連続だという言葉があるように、生きてく上で決断をしなければならない場面は沢山ありますよね。
特に人生の岐路で「どうするか」という大きな決断を迫られた時、どうしていいか分からなくなったり、失敗や後悔を恐れて決められなかったり、決めたとしても自分の決断に自信がなく、モヤモヤした日々を過ごしてしまうことってありませんか?
あーーやっぱりあっちにすれば良かった…
そうやって後悔するたびに自分を責めては、私のように自己嫌悪に落ちてしまう人もいるかもしれません。私自身、優柔不断な性格も影響してか、大きな決断であればあるほど、後悔したくなくて迷ってしまい、ただ時間だけが過ぎていく…そんなことが以前はよくありました。
そんな私でも、今では自分の決断に自信を持つことができるようになり、迷うことはあまりありません。もちろん全く迷わないということではありませんが、自分の決めたことに後悔することはほぼなくなりました。
そこでこの記事では、人生の岐路における決断するときのコツと、自身の決断に自信を持つための考え方についてお話ししていきます。
ぜひ人生の岐路に立つ時の参考にしてみてくださいね!
目次
人生の岐路ってどんな時?
さて、そもそも人生の岐路とはどんな時でしょうか?
ざっくり挙げてみると、
などです。
「岐路」という言葉は分岐点とも言い換えられ、人生の岐路とは人生を左右する分岐点となる場合のことを指します。
ではなぜ人は、人生の岐路で迷うのでしょうか?
「人生の岐路」だからこそ迷う!決断できない原因とは
なぜ人は人生の岐路で悩むのかといいますと、それはずばり、
失敗したくない
後悔したくない
この2点に尽きます。
人生の岐路は、その後の人生に大きく影響を与える出来事です。
それゆえ、「こっちを選んだらこんな良いことがあって…!」と、メリットを想像したり、「こっちを選んでこんなことが起こったら、別の方を選択すればよかったって後悔しそう…!」と、デメリットを想像したり、考えれば考えるほどどうしていいのか分からなくなります。
時にはノートに書き出して分析モードに入ってみたり…笑
人間は「得られたこと」よりも「失ったこと」を重視してしまう生き物だと言われています。つまり、リスクを取りたくないという恐れが潜在意識の部分で決断へのブレーキをかけている状態が悩みの正体なのです。
ですが、実際のところ、どんな選択をしようとも自分が後悔しようと思えばいくらでも後悔できますし、自分の選択を誇りに思えばいくらでも自信が持てるのです。
なぜなら、どちらが正解というものはなく、どちらにもメリット・デメリットの両方があるからです。この辺のポイントも含めて次の章で詳しくお伝えしていきますね!
人生の岐路に迷った時の後悔しない決断のコツと考え方
自分がどんなことを恐れているのか深堀りしてみよう
先ほど、決断できない理由は「リスクや後悔を恐れている」とお伝えしました。
そこで、自分が迷っている原因を1歩深く見てほしいのです。
たとえば、転職を考えているけど、踏み切れないとします。この時、自分が本当は転職したいけど、何かリスクがあると迷いがでてきます。
その恐れとは、「今までの経験が無駄になる」ということかもしれないですし、「給与が減って家族に負担をかける」かもしれません。
いずれにしても、自分が人生に失敗するなどの、自分に対しての恐れがあるか、大事な人を傷つけてしまうなど、他者に対しての恐れがあると私は考えます。
自分が根本的に恐れていることが分かれば、どうしたらその恐れがなくなるのだろう?と、考えることもできます。また、恐ればかりにフォーカスするのではなく、決断した際のメリットも合わせて考えてみると、自分の中でどの選択をすればいいのか明確になってきますよ。
広い視点で選択肢を持ってみよう
人生の岐路で迷っている人の多くには、2つの選択肢で迷っている場合が多いです。
先ほどの例で見てみると、「転職する」「転職しない」の2つの選択肢の間で迷っていますよね。
これが、もしかしたら今の会社にいながら、副業するという選択肢もあるかもしれないですし、転職して新たに身につけたスキルを、今の会社でつながった人のサポートをするなんて可能性もあるかもしれません。
選択肢は状況によって様々ではありますが、必ずしも2択ではありません。
視野が狭くなってしまうと、どちらか一方を選ばなくては!と思い込んでしまいがちですが、別の選択肢も考えられないか広い視点で見てみてください。
そうすることで、自分が恐れているリスクを回避するヒントにつながることだってあります。
自分の価値観を明確にしよう
決断ができたとしても、自分の決断に自信が持てなくて迷いが出てくる場合もありますよね。
実は、自分の価値観が揺らいでいる状態ですと、人生に迷いが生じやすいです。
たとえば、「この会社に就職したい」という特定の会社が決まっていたとしたら、どこの会社に応募するのか迷いはありませんよね。
ですが、就職した後にどんな風に仕事をしていきたいのか?が分からないと、その先に必ず迷いがでてきてしまいます。同様に、自分の理想と違っていた場合にも迷いが生じます。
生きていると、人には誰にでも迷ってしまうタイミングがやってきます。そのため、自分の価値観を明確にしておくと、人生の岐路での選択がしやすくなります。
特にオススメの方法は、それまでの人生を振り返ることです。なぜなら、今まであなたは幾度となく選択をしてきた経験があるからです。
無意識かもしれませんが、そこには自分なりの選択基準が必ずあるのです!
自分がどんな価値観を大事にして今まで選択をしてきたのかが腑に落ちると、自分の生き方として適切かどうかの判断軸ができるので、その後の選択も迷いずらくなりますし、何より自分の選択に自信が持てます。
自分の内側と外側の世界はつながっている
ちょっと怪しげなタイトルになりましたが、人間はいつだって自分の見たい現実を無意識に作り上げている点を理解しましょう。
ここを理解すると、人生がとっても生きやすくなります!
どういうことかと言いますと、私たちは、これまで生きてきた中で培ってきた観念や価値観によって現実を創り出しているので、現実の捉え方が変われば当然、その現実も変わっていきます。
つまり、自分が後悔を恐れた状態で選択すると、後悔することが必ず起こります。逆に、どの選択をしてもあなたが最善な選択だった思えば最善の選択になるのです。
選択には正解というものはなく、どちらにもメリット・デメリットの両方があると先述しましたが、自分自身がそのメリットを見出すのか、デメリットを見出すのかで、その選択の意味づけがまったく変わるんですよ。
そして、自分が心から納得できる選択をすると、たとえデメリットや困難があっても、頑張れてしまうことが多いです。
特に自分で決められない人の多くには、誰かに否定されることや、他人に同意されないことを恐れている場合があります。周りからの評価を気にしずぎて、本当はこうしたいと心では分かっていても踏み出せないのです。
このようにして他人の目を気にしながら選択してしまうと、後から後悔する確率が高くなります。
本当に自分が選択したい道は、自分の心が知っているからです!
そのため、自分の人生にとってどの選択が幸せなのか?という基準で考えること、そして自分で決めた選択だからこそ、たとえ選択した道に困難が起きようとも、覚悟を持ってみましょう。
自分以外の誰かの意見を優先していないか、ぜひ自分に問いかけてみてくださいね。
なぜ自分はその選択をしたいのか?きちんと本音で伝えよう
自分の人生にとって喜ぶ選択をしよう!と言われても、家族や親など身近な人に影響を与えてしまう場合、「そんなわけにはいかないんだ!」と思う人もいるかもしれません。
そんな時こそ、相手に本音で伝えてみることを大切にしてみてはいかがでしょうか。はなから「反対されるから」や「よく思われないから」などを予想して、’’話をしても無駄’’と思ってしまっている人は多くいます。
私自身もずっとそうしてきたので、すごーく気持ちが分かります!
ですが、きちんと自分の気持ちを伝えてみると、案外相手も耳も傾けてくれることって結構あると思うんです。もしかしたら相手は、表面的に見ると否定しているように感じることもあるかもしれません。しかし、それもあなたのことが心配だからこそ言ってくれている場合も多いです。
だからこそ、もし自分の決断を人に言う必要がある場合、その相手に自分がなぜその決断をしたいと思っているのか?自分の言葉できちんと本音を伝えることも時には必要です。
「どうせ言っても無駄だから」と向き合わないでいると、相手にも伝わらず、心ない声が返ってくるかもしれません。あまり言う必要のない人にはわざわざ伝える必要はないですが、自分にとって大きく影響がある人には、自分の気持ちを伝えるということを日頃から心がけてみましょう。
人生の岐路に迷わなくなった私の生き方
ここまでは、人生の岐路で迷う原因と決断のコツをお話ししてきましたが、ここからは私の体験を話させてください。私の人生の岐路を振り返ってみると、大きつ3つありました。
・転職時
・海外での活動を決めた時
・退職時
転職や退職はいい意味でも悪い意味でも、そこまで迷うことはありませんでした。自分の行きたい方向が明確だったので、決めたら揺らぐこともなく進んでいきました。ですが、その間の期間にあった、海外での活動を決めた時は、なかなか決断ができませんでした。
というのも、自分の心の中はほぼ決まっていたのですが、’’本当にそれで後悔しないのか?’’が自分の頭をよぎり、けっこう迷ってしまったのです。
後悔したくない!の裏にあった’’周りにどう思われるのか’’という恐れ
私は現在、モロッコの現地ツアーを日本の人たちに届けるための活動をしているのですが、「モロッコに人を呼びたい!」と思ったときは、すでに30歳を迎えていました。
理由は話が逸れるのでここでは割愛しますが、会社員でしか働くことを想像してなかった私にとって、何をどうしていいかも分からず「そんなの無謀だ…」と、初めは諦めるように自分に言い聞かせていたんですね。
20代でないと転職することは難しいだろうと転職までした私が、仕事を辞めて夢を追いかけるなんてことは到底考えられなかったのです。
才能もスキルもない自分が海外に行って何かをしても、うまくいくわけがないと思っていましたし、なにより30歳にもなって急にモロッコへ行くなんて、周りの人や家族にどう思われるのだろうか…と怖かったのです。
それでも、自分の中で芽生えた’’やりたい’’という想いをなかったことにはできない日々が続きました。
自分のやりたいことはやる!と生きてきた私でしたが、この時ばかりは年齢にも縛られ、決断ができなかったんです…
そんな時、モロッコの人々とのやりとりから、
このようなメッセージを沢山受け取ったきがして、自分がいかに常識の中に囚われていたのかにハッと気がつきました。そして、「自分は本当はどうしたいのか?」と自分に問うてみると、答えは決まっていました。
そして少しずつ、家族や友人、新しく出会った仲間に自分の想いを伝え始めるようになったのです。
自分が誰よりも自分を応援する人でいることで現実は変わる
私が決断できなかった奥底の恐れは、周りの人や家族にどう思われるのだろうか…悲しむかもしれないし、最悪反対されるかもしれないということでした。
でも、周りに伝え始めてから気がつけば、不思議なことに応援してくれる人が沢山溢れるようになりました。うまく伝えようとせず、ただ自分のそのままの本音の想いを伝えると届くんだ!という体験にもなったのです。
そして、自分自身が「いい年齢にもなって何をやっているんだ」「周りからよく思われない」と決めつけいたので、少し心配されただけでも’’そう思われている’’と思い込んでいたことにも気がつきました。
要は、’’周りからよく思われていない自分’’を自分で創り出していたのです。
それからというもの、自分の決断や活動を誰よりも自分が応援するようになりました。そして、自分と深く向き合いながら、本当はどうしていきたいのか?どうなったら最高なのか?それはどうしてなのか?と、日々自分と深く対話することで自分の価値観も明確になり、人にもより深く伝えられるようになりました。
そのため、会社員を退職するという大きな人生の岐路でも、自分の意思でしっかり決断することができたのです。まったく不安がなかったといえば嘘にはなりますし、正直今でもたまに不安になることはあります。
ですが、自分が決めた決断なので、その決断に覚悟を持って生きています。会社員を続けた方がよかったことも沢山あったかもしれませんが、辞めたからこそ出会えた新しい仕事や仲間、そして自分の才能に気づくなど、得られたものも本当に沢山あります。
自分が物事をどの側面から見るかで、自分の現実が変ることが分かると、後悔もなくなりました!
人生の岐路は人生の転機!後悔しない生き方をしよう
人生の岐路は誰にでもやってきます。そして、生きている限りいつでもやってくる可能性があるのです。
そんな岐路は、未来から見ると、1つの分岐点にすぎなく、でも自分の人生にとってかけがえのない出来事です。
なぜなら、これまでも、すべての出来事が’’今の自分’’を創ってくれていて、何か1つでもかけていたら「今」はないからです。人生は’’今’’という瞬間の連続でできるんですよね。
だからこそ、人生の岐路というのは大きな人生の転機でもあります。そして、その選択や決断をするのは他の誰でもなく自分です。自分が本当に望んでいることを選択してあげること、そして自分で選んだからこそ、そこに覚悟を持てるのではないでしょうか。
私自身も今まで、覚悟を決めることが怖くて、’’迷うことをずっと選択している’’なんてことが沢山ありました。時には決めない方が楽な時もあるかもしれません。
そんな時は、まず「自分が本当に喜ぶ選択は?」「他人の意見を優先してない?」と自分に問いかけてみてくださいね。
あなたの人生の岐路が、良き人生の転機になり、より良い方向に進むことを祈っています!
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