人間関係

他人に振り回されず自分らしく生きる!「自分は自分」と割り切るコツ

「自分は自分、人は人」とはよく聞くけれど、そんなに簡単に割り切れないですよね。

誰かの成功を羨んでは落ち込んだり、何かに挑戦しようとしては周りの反応が気になって動けなくなったり・・・そんな経験をしてきた人は多いのではないでしょうか。

人のことは気にしないようにしようと思えば思うほど、気になってしまうものです。

「自分は自分」と割り切って、他人に振り回されずに生きていけたらラクなのだろうけど、どうやったらそんな風に割り切ることができるのかな・・・と悩むこともあったのでは。

私自身、上手くいかないことがあるとすぐ人と比べて自己評価を低くしてしまうなど、「自分は自分」と割り切れないことで苦しんだ経験が何度もあります。

ですが、今は以前ほど思い悩むことがなくなりました。というのも、「自分は自分」と割り切ってしまいたい!と思った時どうしたらいいのかが、少しずつ分かってきたからです。

そこで今回の記事では、「自分は自分」と割り切ろうとしてきた私の経験も踏まえつつ、割り切るための考え方や行動、割り切って生きている人から学んだことなどをシェアしていきます。

他人に振り回されず、もっと自分らしく生きていきたい!と願っている人はぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

「自分は自分」と割り切るってどういうこと?

はじめに、ここでいう「自分は自分」と割り切るとはどういう状態なのか整理しておきましょう。

まず、「自分は自分」と思いたくなるのはどういう時かというと、たとえば、

・誰かと比べて焦ったり落ち込んだりした時
・周りの人と考え方や意見が合わなかった時

だったりしますよね。

ゆうこ

「自分は自分」と割り切ることで、変に感情を揺さぶられることも、無理に人に合わせることもなく過ごしたいんです!

「自分は自分」と割り切るとは、自分以外の誰かに左右されることなく心穏やかでいられる、もしくは自分らしい選択ができることだといえます。

自分は自分、他人のことなんてどうでもいい!と自分勝手な行動で周りに迷惑をかけてしまうような割り切り方とは違うので注意してください。

「自分は自分」と割り切りながらも、周りと心地よい関係でいられるのがベストですね!

「自分は自分」と割り切れない原因

次に、「自分は自分」と割り切れない原因は何なのか、みていきましょう。自分に当てはまるところがあるかどうかチェックしてみてください。

①人と比べるたびにネガティブ思考に陥る

誰かの成功や幸せを目にしては、「それに比べて自分は・・・」なんて落ち込むことがありますよね。誰かと比べることで、「よし!私も頑張るぞ~」と思えるといいのですが、なかなかそうもいきません。

「どうせ私なんて・・・」と考え始めてしまうと、そこから抜け出せなくなりがちです。

ゆうこ

人と比べて自分にないもの、足りないものばかりに目がいくようになっていました・・・。

②人からの評価を気にし過ぎる

「こんなこと言ったらどう思われるかな・・・」と周りの目を気にしてしまうことがあります。

変な人だって思われたくないし、できればみんなに好かれたい。周りから浮かないように人に合わせてばかりいると、「あれ?私は一体どうしたいんだっけ?」と自分のことが分からなくなってしまうなんてことにもなりかねません。

ゆうこ

人の目を気にし過ぎて疲れてしまい、人付き合いを面倒に感じたこともありました。

③自分に自信がない

「私はこう思うけど、あの人がああ言うなら・・・」と、自分なりの考えはあるのに、自分に自信がなくて、つい誰かの意見に従ってしまうことがありますよね。

自分自身の能力や価値を信じることができていないと、他人の意見に左右されやすく、主体性がどんどん失われてしまいます

ゆうこ

一度自分の意見を飲み込む癖がつくと、そんな自分を変えるのはなかなか難しいですよね。

「自分は自分」と割り切るメリット

では続いて、「自分は自分」と割り切るとどういったメリットがあるのか、一緒にみていきましょう。

①自分の価値観を大事にできる

「自分は自分」と割り切ると、自分には自分の幸せがあり、誰かと比べる必要なんてないことに気づきます

世間一般の幸せではなく自分にとっての幸せを見つけようとするので、自分の好きなこと、やりたいこと、大切にしたいこと・・・そういった価値観を尊重して生きられるようになります。

②やりたいことに挑戦できる

他人を気にしていると、何か新しいことを始めようとした時、「そんなのあなたには無理だよ」なんていう他人の判断で自信をなくしてしまうことがありますよね。ですが、「自分は自分」と割り切ると、人の意見に過剰に反応してしまうことがなくなります

他人の意見に振り回されなくなると、ムダに悩むこともなくなり、自分のやりたいことに挑戦できるようになりますよ。

③人間関係がラクになる

「自分は自分」と割り切ると、無理して人に合わせる必要がなくなります

人からどう思われるかということより自分の気持ちを優先できるため、気が進まない誘いであれば断れるようになります。自分の考えをちゃんと言えるようになると、人間関係のストレスが減ってラクになりますよ。

「自分は自分」と割り切るコツ

「自分は自分」と割り切れたら、他人に振り回されずもっと自分らしくいられそうだということが分かってきたとはいえ、では今から

・人と比べるのはやめましょう
・人の目を気にするのはやめましょう
・自分に自信を持ちましょう

なんていうのは難しいですよね。

ですから、

・人と比べてしまう
・人の目を気にしてしまう
・自分に自信が持てない

そんな時でも「自分は自分」と思えるような考え方や行動のコツを、自身の経験を踏まえつつ紹介していきます。

①自分の価値観を見つめ直そう

人と比べて落ち込んでしまった時には、自分が相手のどういったところを羨ましく思っているのか深掘りしてみましょう。

落ち着いて考えてみると、「あれ?最初は羨ましいと思ったのに、同じようになりたいかと言われたらそういうわけでもないかも」なんてこともありますよ。

たとえば、私は就職活動の時、大企業に内定をもらって幸せそうな友人たちを見ては「私なんて・・・」と落ち込んでばかりいました。私も友人たちのように大企業に内定をもらわなくちゃ!と焦ってしまい、「自分は自分」とはどうしても思えませんでした。

ですが、よくよく考えてみると、私は大企業に勤めたいわけではなかったんです。

転勤なんてしたくないし、実家から通えて、制服があれば毎日の服装にも悩まなくていいかも~なんていうのが本心で、大企業でバリバリ働くキャリアウーマンになりたいわけではなかったのです。

私が羨ましく思っていたのは、友人たちが本人の希望どおりの会社に内定した、ただそれだけのことでした。

ゆうこ

大企業じゃなくたって、私は私で自分が希望する会社の内定を目指せばいいんだと気づいたら、気持ちがすーっとラクになったのを覚えています。

人と比べて落ち込んだ経験が、自分の大切にしたいことややりたいこと、それらの優先順位・・・そういった価値観を見つめ直すきっかけになりました。

幸せそうな人や上手くいっている人を見て、「あ~いいなぁ」と思うと、他人の価値観と自分の価値観がごちゃごちゃになりやすいですよね。

「いいな~」と感じたら、相手の何がいいと思ったのかを明確にすると、相手と自分を上手く切り離して考えられるようになり、自分の本心に気づけるようになります

誰かを羨ましく思った時は自分の価値観を知るチャンス!

②すべての人に好かれなくても大丈夫だと思おう

人の目が気になってしまう時には、みんなに好かれなくてもなんとかなると思いましょう。

誰かに嫌われることがあったとしても、あなたのことを好きな人はちゃんといます。ですから、安心して自分の気持ちを口に出してみるといいですよ。

あまり大きい声で言えないのですが・・・私はママ友の集まりが苦手で、

ママ友

ランチ一緒に行かない?

ゆうこ

・・・あ、はい。(本当は行きたくないな~)

ということが続き、少しストレスになっていました。

ただ、ある時ふと思ったんです。

みんなに好かれようとしなくたって別にいいんじゃないのって。そもそも人の感情なんてコントロールできないんだから、そんなこと気にするよりも自分の感情を大切にしてあげた方がいいんじゃないかって。

それからは、誘われてもサラッと断れるようになり、人間関係のストレスがぐんと減りました。

ゆうこ

断ったからって一人ぼっちになるわけでもなく、気の合う友人とは心地よい関係が続いているので、以前より快適な日々を過ごせていますよ。

人の目を気にし過ぎてしまうと、何をするにも、自分の気持ちを後回しにしがちです。自分の人生なのに、そんなの悲しいですよね。

もし、あなたも「行きたくないな~」という会や集まりがあったら、思い切って断ってみるのも方法ですよ。それで縁が切れてしまうのなら、それだけの関係かもしれないですし、お互いの気持ちを尊重し合える関係が新しく築けるかもしれません。

私のように勇気がない人は、「2回に1回断ってみる」などマイルールを作っておくのもオススメです。

相手を嫌な気持ちにさせたくないという思いもあるでしょうが、その目線を自分自身にも向けてみてください。自分が嫌な気持ちにならないこと、心地よくいられることを優先するのも大切ですよ。

すべての人に好かれようとしない!

③自分の長所に目を向けよう

自分に自信がないと感じる時には、自分の好きなところ、長所に目を向けてみましょう。

ゆっくり自分と向き合う時間を作って、長所を思いつくまま紙に書き出すのもいいですし、「すぐには思いつかないな~」なんて人は家族や友人に聞いてみてもいいですね。

「長所なんてないかも・・・」と不安になっても焦らないでください。自分に自信がなくなるのはどういう時だったか振り返ってみて、そういう状況にならないようにすると、自分のいいところが見えてきやすいですよ。

たとえば私の場合は、他人に意識が向き過ぎている時、InstagramやFacebookなどのSNSで日々充実してそうな人をたくさん目にした時に、「どうせ私なんて・・・」と思いがちでした。そこで、一週間ほどSNSを見ない生活を送ってみたのです。

すると、自分とじっくり向き合うことができ、「あら!私にもいいところ、できること、たくさんあるじゃない!」と気づくことができました。

ゆうこ

入ってくる情報が多すぎて自分に集中できない・・・というのは私だけではないはず。SNSに限らず、一時的に情報を遮断してみるのはオススメです。

具体的に長所を見つける方法としては、まず過去を振り返ってみて、人に褒められたことや喜ばれたことを思い出してみるといいですよ。

仕事の期日を守る、人とすぐ打ち解けられるなど、どんな小さなことでもかまいません。自分が当たり前にできるからこそ気づけなかった、自分の長所が見えてきます。

もし、長所より短所のほうが思いつきやすければ、その短所を長所に変換してみてください。優柔不断であれば慎重、飽きっぽいのであれば好奇心旺盛といったように、短所は見方を変えると長所にもなります。

このようにして自分の長所に気づけると、自分のことをポジティブに捉えられるようになり、自分の判断にも自信が持てるようになりますよ。

自分のことに集中して、自分の長所を自覚しよう!

他人に振り回されず自分らしく生きている人の考え方

人の目を気にせず自由に生きていて、だからといって周りから浮いてるわけでもなく、なぜだか愛されている人っていますよね。その人たちは一体どんな考え方をして、「自分は自分」と割り切っているのでしょうか。

私の周りにいる、他人に振り回されず自分らしく生きている人たちの考え方をシェアするので、いいなと思う考え方があれば、ぜひ取り入れてみてくださいね!

①自分の人生の主人公は自分

他人に振り回されず自分らしく生きている人は、自分と他人をしっかり分けて考えていました

会社を辞めて起業したAさんと話していた時、

ゆうこ

会社を辞める時、周りに反対意見もあっただろうけど、なんでそんな風に自分の思いを貫き通せたの?

Aさん

自分の身に起こることはすべて自分で引き受けるしかないからかな。自分の人生の操縦席に座るのは自分、自分の人生の主人公は自分なんだよね。

ゆうこ

確かに、自分に何が起ころうと、誰にも代わってもらえないもんね。

このように、自分の人生に責任を持てるのは自分だけだとわかっていると、他人の意見を参考にすることはあっても最終的な判断は自分で下します。

自分は人生の主人公なんだと理解して、意識を変えるだけで相手と自分を分けて考えられるようになるので、ぜひ試してみてください。

②未来に焦点を当てて判断する

他人に振り回されず自分らしく生きている人は、この先どんな自分になりたいのか、どういったことをやりたいのか、明確なビジョンを持っていました

以前、優柔不断なことが悩みだった私は、何をするにも自分でササッと決められるBさんに相談したことがあります。

ゆうこ

やってみたいことがいくつかあるんだけど、人に相談してたら余計迷ってきちゃって・・・。もっとスパッと決断できる自分になりたいんだけど、どうしたらいいのかなぁ。

Bさん

どんな自分になりたいか、何をやりたいか、できるだけ具体的に思い描いてみたらどうかな。私は、思い描いた未来の自分ならどう思う?今どういう判断をする?っていう視点を持つようにしてるよ。

ゆうこ

なるほど!人の目じゃなくて未来の自分の目を気にするんだね。

未来に焦点を当て、それを実現すると決めると、判断の軸がぶれにくくなります。

私のように優柔不断な方は、この先どうなりたいのか具体的にイメージして、未来の自分という視点を持つといいですよ。

③他人も自分も否定せず受け入れる

他人に振り回されず自分らしく生きている人は、他人のことも自分のことも否定しません

自分の意見ははっきり言うものの、他人と衝突することもなく友人の多いCさんは、PTA会長など、人をまとめる役をよく任されていました。

Cさんは、話し合いの中でいろんな意見が飛び交っても、「そっか~。自分はこう思うけど、そんな考え方もあるんだね~」と、そのまま受け入れていました。

ゆうこ

それはちょっとおかしいのでは・・・って言いたくなるような意見も出てたけど、イラッとしたり否定したくなったりしないの?

Cさん

自分と他人の考えは違うのが当たり前。違うことにイライラしたり、無理矢理合わせようとしたりはしないかな。いろんな考えがあって面白いな~って、違いを楽しもうと思ってるよ。

ゆうこ

違いを楽しむなんて考えたことなかった!

みんな違って当たり前、自分も他人も否定する必要なんてないんだと分かれば、他人の意見に反応し過ぎることもなくなり、自分は自分でいいと思えるようになりますよ。

自分らしい生き方のポイントをまとめたこちらの記事もぜひ読んでみてください。

まとめ

自分ひとりで生きているわけではなく、周りの人に助けられながら生きているからこそ、人の目や考え方に左右されてしまうこともありますよね。

そんな時には思い出してください。

「自分の人生の主人公は自分」

あなたは他の誰にもなれないし、他人はあなたにはなれない。あなたの人生と他人の人生は切り離して考えましょう。

自分を幸せにできるのは自分だけ。逆に言えば、自分の考え方次第で今すぐ幸せになれちゃうんです。

「自分は自分」と割り切って自分らしく生きていると、そのままのあなたを好きになってくれる人たちがきっと現れます。そのままのあなたを受け入れてくれる人たちとの未来を想像してみてください。楽しくないはずがないですよね^^

これから先の人生、あなたが自分で選んだ、自分らしい道を歩んでいけますように!

一歩踏み出した人

ゆうこ

家事と育児で一日が終わる…そんな日々にも幸せを感じていたけれど、妻でも母でもないわたしの人生をもっと楽しみたいと思うようになりました。 考え過ぎて動けない自分を変えるべく、「とりあえずやってみよう」の精神で、現在ライティングに挑戦中。 もっと軽やかに、変化を楽しめる人間になるのが目標です!

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