コラム

人生で初めて人間ドックを受けて気づいた3つのこと

こんにちは。まっちゃんです。

今回はコラムということで、いつもとは違う感じの記事を書いていきますね。

とはいえ、ボードゲーム人間の僕が「おすすめのボードゲーム記事」とか書くのも、ありきたりすぎるので、最近の出来事で自分がふと気づいたことを今回はシェアしていこうと思います。

その出来事はずばり・・・

「人間ドック」

です。

今や30歳を過ぎた自分は「健康」というものに関して、若い頃よりも少しずつ気にし始めてきたこともあり、いつかは受けたいと思っていた「人間ドック」をついこの前、やっと受けてきましたので、そのときに気づいたことをお話します。

人間ドックを受けたことはないけれど、ちょっと興味があるという人は、1つの体験談として、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそも、なぜ人間ドックを受けようと思ったか?

人間ドックといえば、そこそこの値段(安くて5万円前後)がする健康診断です。

僕は学生の頃、ボードゲーム以外にほとんどお金を使わなかったこともあり、20代は何を買うにも「このお金でボードゲーム何個買えるか?」で買うかどうかの決断をしていたくらいなので、治療ならまだしも、検査に数万円も使うなんて、よほどのことがない限りはやらないと思っていましたが、ここ最近、いろんなきっかけがあって、受けることを決めました。

具体的には3つのきっかけがありましたので、1つずつ説明していきますね。

きっかけ1:ちょっと前に受けた手術で生きた心地がしない経験をした

人生で一度も病気になったことがない人っていませんよね。

僕もそんなに病弱な方ではないと思いますが、大学生以降は、もともとゲーマーだったこともあって、着実に運動不足が積み重なり、食生活もよくある男性のイメージからはずれず、炭水化物が多めの食生活をおくっていました。

ですが、頭のどこかで、それなりにジムも行っているし、たまに野菜も食べているから大丈夫でしょ!みたいな感じで日々を過ごしていました。

そんな30歳になった頃のある日、ちょっと前から気になっていた「かかとのひび割れ」がきっかけで皮膚科に行ったのですが、そのときの診察で、高校生の頃から膝にある「なんかぶよぶよしたもの」もついでに聞いてみたとき、事件は起こったのです。

ダンディーな医者の先生

お? これはなかなかのやつじゃないですか?

と、僕の担当をしてくださったダンディーでテンション高めの先生は、僕のそれを見て、これまた明るいテンションで話し始めました。

ダンディーな医者の先生

これ、手術してとったほうが良いので、こちらの同意書にサインしてもらいますか?

まつなが

え?手術?

生まれてからほとんど手術したことがない僕は当時、とても緊張しました。

さすがに見てもらった瞬間に「手術したほうがいい」と言われて「いやいいです」といって帰る勇気もなかったので、結局、同意書を書いて手術をしたのですが、手術で取り出してみると、そいつはなんと「腫瘍」だったのです。

これが地味に4センチくらいあって、足にぽっかり穴が空いたのに唖然としていた束の間、先生から「検査で良性か悪性か調べますね」と言われました。

僕はそれを聞いて、なんとなく、頭によぎってたことをおそるおそる医師に聞きました。

まつなが

もしかして、それって悪性だったら癌だったりしますか?

ダンディーな医者の先生

そうですね

ほぼ即答で言われたので、正直ショックを受けるタイミングを逃しました(笑)

その後、検査結果が出るまでの2週間は生きた心地がせず、「膝の腫瘍は悪性の可能性が低い」とか「高校生(今から10年前以上)の頃からあるなら、悪性だったらもうすでにヤバいはずだから悪性なわけがない」とか、ポジティブな情報を探して頭に叩き込んではいたのですが、それでもなんだかんだ不安は拭いきれず、病院を行った日から、何もやる気がおきなくなりました

結局、検査は「良性」で問題なしだったので、今も元気でやっていますが、この経験から、かなり健康について考えるようになったと思います。

人間ドックを受けたのも、この出来事があったからともいえるのは間違いないでしょう。

きっかけ2:健康で有名だった家族の友達の親に訪れた災難

人間ドックを受ける前、僕はジムに通っていて、できる限り運動するように心がけていたこともあり、まだ30前半だし、人間ドックとか受けなくて大丈夫だと思っていました。

ですが、先日、実家に帰ったとき、衝撃的なことを親から聞いたのです。

それは、家族の友達のお母さんが亡くなったという話。

僕はその方と直接話したことはほとんどなく、自分が学生の頃に通っていたジムで見かけたことあるくらいだったのですが、もういかにも健康の代名詞のような方で、自分が知る限りは、地元で一番できあがった体をしていた印象でした。

そんな印象だからこそ、覚えていたのですが、まさかその方が亡くなったというのを聞いて、すぐには信じられませんでした。また、事故や外部的要因が原因で亡くなったのではなく、病気でなくなったというのにも、とても驚いたのを覚えています。

ちなみに、その病気は「脳卒中」で、発症してから1週間で亡くなってしまったと聞いて、さらに驚きました。あんなにジムで体を鍛えていた、とても健康な方でもこうなってしまうこともあるのか・・・。

たまに30分程度のジムトレーニングで満足していた自分には「やっぱり早めに人間ドックを受けていたほうがいいのかもしれない」と、改めて考えさせられた出来事でした。

きっかけ3:尊敬している人が毎年、人間ドックを受けていることを知った

脳卒中の衝撃が頭に残っている状態のまま、数日後、尊敬している方の引っ越しのお祝いがあって、その方の家に行くことになりました。

とてもきれいな家で素敵だなぁと思いつつ、みんな買ってきた食事を食べていろいろな話をする中、「健康」についての話題があがりました。

僕はそのときにタイムリーでおきた脳卒中の件について話して、健康について普段気をつけていることはあるか、率直にその方に聞いてみたのです。

すると返ってきた答えは「毎年人間ドックを受けている」というものでした。いつもならこういう話に対して「人間ドックを毎年受けるなんてすごいな」くらいにしか思っていなかったのですが、最近の出来事のこともあって、このときはその方にいろんな質問をする自分がいました。

これらのきっかけが重なり、僕は直感的に「これはもう、人間ドックを受けるしかない!」と決めたのでした。

人間ドックを人生で初めて受けてみて気づいた3つのこと

そんな流れで、人間ドックを受けることになりましたが、実際に受けてみると、人生で初めての経験だったこともあって、いろいろな気づきを得ることができました。

そんな体験した中から、今まで人間ドックを体験したことのない人のタメになりそうなことを3つ選んでみましたので、よければ参考にしてみてくださいね。

1:人間ドックには、あまり時間のかからないものもある

人間ドックといえば、いろんな検査をたくさん受けるというイメージが強いですよね。実質そのとおりであって、1日中かかる人間ドックもあったりします。

しかし、尊敬している方とのお話の中で聞いたのですが「人間ドックは3〜4時間で終わるやつもある」のです。実際、それを基準に探してみたところ、自分が住んでいるところから近くに、その時間で終わる人間ドックがあるのを見つけました。

人間ドック受ける前は「1日がかり(なんなら泊まりとかあるのでは・・・)でやるもの」とばかり思っていましたが、半日以内で終わる人間ドックがあることを知ったのは正直、驚きました。

ちなみに35歳以上であれば、補助金が出て安くなるのですが、僕はその年齢に達していなかったので、補助金は出ないため、 一瞬、その年齢になるまで待とうかと躊躇しました(笑)。ですが、その間に病気になるのも嫌だったので、予約を完了させて人間ドックを受ける覚悟を決めたのです。

予約した後は、書類が送られてきて、なんかいろいろ記入する用紙があったり、前日に検便をとったりなど、これから人間ドックを受けるのかぁという思いでちょっとドキドキしていました。

そして、当日行ってみると、まぁ、人の多いこと!
こんなに人間ドックを受ける人がいるのかと思うくらい、人が多かったです。

ですが、たくさんの人を効率的に案内してくれるシステムがあったため、恐ろしいほどスムーズにテキパキといろんな検査をこなしていきました。

2:人間ドックは、ただ体の悪いところを発見をするだけではない

無事、検査が終わったあとは、結果が出てきて、それを医師の方からの説明を受けます。

僕は、ほとんど問題なしでしたが、1つだけ基準値を大幅に超える部分があり、これからどうしようかと迷っていたところ、医師の説明の後に改善アドバイスをもらうことができると聞いて、早速受けることにしました。

最近は料理することも多くなったのですが、とりあえず野菜を食べて、炭水化物減らせば、健康に良さそうくらいしか考えていなかったので、どんな食生活をすればいいのか改善点をいくつかアドバイスをもらえたのは、嬉しかったですね。

具体的にもらったアドバイスは、

・食べる量をへらす(自分は満腹に何でも食べがち)
・いろいろな食材をとる(料理が単品になりがち)
・野菜を増やす(1日に1サラダでいいと思っていたが、全然足りない)
・運動は有酸素運動を30分(いつも短時間の無酸素運動をやっていたが、ほどよく汗をかくウォーキングなどの有酸素運動を最低でも20分以上やる方が自分にはあっているとのこと)
・朝ごはんは食べる(いつも食べてなかったが、食べないと太りやすくなるとのこと)
・色の濃い野菜を食べる(いつも色が薄いキャベツが多かったので、トマトやほうれん草などを食べる)

など、思った以上にいろいろ相談にのってくださったおかげで、充実した時間になりました。

結果の対策や普段の食習慣など、具体的にいろいろ聞くことができたおかげで、今後の生活習慣を見直す指針をたてることもでき、とても満足でした。

3:人間ドックが終わった後のサプライズ

無事、人間ドックも終わり、これからのアドバイスも受けて、さぁ、帰ろうかと思ったとき、そのサプライズは起こりました。

スタッフの方からおもむろに「昼食チケット」が渡されたのです。

たしかに、検査の途中で、レストランと書かれた場所があったので「学食みたいな感じで食べることもできるのか」くらいにしか思っていませんでしたが、まさか無料で昼食が食べられるとは思いませんでした(ホームページでいろいろ見ていたときにそんな記述はなかったので、個人的にはサプライズになりました。見逃していただけかもしれませんが笑)。

実際に食べてみると、病院の昼食なだけあって、とても健康的でレパートリーのある素晴らしい食事で、おまけに食後の飲み物とデザートもついてくるというなかなか豪華な内容でした。

これはまた次回も来たいと思わせてくれましたね。

人間ドックを受けて、自分の中の意識が変わった!

実際に人間ドックを受ける前は、癌とかヤバい病気見つけるかどうかのチェックをするくらいにしか思っていませんでしたが、その後の自分の健康につながる習慣を見直すきっかけを手に入れることができたのは大きかったです。

かかったお金は5万円前後で、お手頃な金額とはいえないですが、その分、自分が健康を意識しているという自覚を持つことができて、受けたアドバイスを早速実践できるようにもなるという意味では、この値段で良かったと思いました。

さらに、半年後に3000円前後で、簡単な健康チェックも受けることができるみたいなので、それまでに自分の体がどう変化しているのかも楽しみです。

自分の体は1つしかありませんし、どんなに成功しても元気でなければ、人生楽しめませんから、こういう検査もしっかりやっていきたいですね。

もし、人間ドックに興味はあるけれども、まだ受けたことがないという人の参考になれたら幸いです。

それでは今日はこのあたりで。

GOOD LUCK!

ボードゲームの人

松永直樹

ボードゲームソムリエ。ボードゲームデザイナー。世界のボードゲームのプロフェッショナル。20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書の1つ『7つの習慣』や映画化で話題の大人気作品『キングダム』のボードゲームを開発。ボードゲームのプロとして『マツコの知らない世界』をはじめ、様々なメディアに出演。「好きなこと(ボードゲーム)で生きる」をテーマにした初著作「戦略と情熱で仕事をつくる」をダイヤモンド社から出版。職業柄、独り身の遊び人だと思われやすいが、一応、最愛の妻と娘の3人家族。

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