視野を広げる方法とは?「違い」への好奇心から世界を広げてみよう!
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視野を広げる方法とは?「違い」への好奇心から世界を広げてみよう!

視野を広げる具体的な方法

HOW?の文字

ここまで話してきたように、視野を広げるには、具体的(自分)の視点から抽象的(世界)の視点で物ごとを捉えられるようになることです。

さきほどの視野を広げる為に大切な3つのポイントに沿って、具体的な方法をお伝えします。

①視野を広げるためにはまずは「自分」を知ろう

・自分の大切にしている価値観を知る

自分の大切にしている価値観を知るうえで、すぐにでもできる簡単な方法は、普段生きている中で、モヤっとすることや違和感の扱い方を工夫することです。

たとえば、私は会社員を辞めてから、フリーランスで仕事をする人に多く出会うようになりました。会社に属さない生き方に実際に触れた時は’’こんな生き方もあるのか’’とすごく驚いたのを覚えています。

ですが、その中でも全く人と関わらずにブログからお金を稼ぐことに長けている人に出会った時、とても違和感を抱いたんですね。

なぜ違和感を感じたのだろうと深掘りしてみると、’’人と全く関わらない’’という側面に対して、’’お金が稼げたとしても楽しくなさそうだな’’と思っている自分に気がつきました。

つまり、私にとって仕事をする上で、’’人と関わる’’ということはとても大切だということです。

このように、’’違和感’’をそのままの感情として扱うのではなく、いったいそこに何が眠っているのか?というヒントとして扱う工夫をしてみましょう。

・思考の癖に気づく

人は何かしらの思考の癖を持っています。この癖に気がつかずにいると、いくら視野を広げても、実際には何も変わらない…なんてことがあるので注意が必要です。

特に「自己否定感」がとても強いということに心当たりのある人は、自分にどんなネガティヴな思考の癖があるのか知っておくことが大切です。

視野を広げるうえで他者と自分を比べてしまい、必要以上に悲しんだり、苦しんだり、不安を感じたりしてしまうと逆効果になってしまうからです。

自分の思考の癖に気づくには、ネガティブな感情を抱いたシーンを思い出してみて、どんな感情になったのか書き出してみることをオススメします。

自分の感情を書き出したら、次にどうしてそのような感情になったのか理由まで書き出してみましょう。すると、自分にどのような思考の癖があるのか気がつくことができます。

②視野を広げるためには「違い」に好奇心を持とう

・他者と関わり方を変えてみよう

視野を広げるうえでは、’’違い’’がキーポイントです。私たちは普段自分と同じ価値観を持った人と一緒にいる方が心地よいので、自然と周りには似通った価値観を持った人が集まっているはずです。

それはそれで全く悪いことではないのですが、視野を広げるにはいろんな人と会ってみることをオススメします。

たとえば、普段なら飛び込まないようなコミュニティに入ってみたり、普段行かない場所やイベントに参加してみたりすることです。大切なのは’’他者を知る’’ことなので、できるだけ人と交流する機会がある場に顔を出してみましょう。

私が特にオススメするのは、自分とは全く違う価値観を持っていそうな人が集まるコミュニティに属してみることです。現在は簡単にオンラインで人と交流できる環境があるので、まずは試してみてはいかがでしょうか?

・他者の人生を追体験してみよう

視野を広げるうえで、もう1つオススメの方法は他者の人生を追体験してみることです。どういうことがといいますと、簡単な方法は’’人の人生の物語’’に関心を持つこと。

たとえば、伝記を読むでもいいですのですが、オススメなのは一般の人のライフストーリーを聞くことです。なぜなら、伝記などの本になっている人ですと、あまりにも自分と離れすぎていてイメージが持ちにくいからです。

Ayana
Ayana

この人すごいなぁ!って思って終わってしまうことって結構ありませんか?

私は現在、’’人生を振り返る’’という場に立ち会わせてもらうことが多いのですが、どんな人にも必ずその人の価値観がつくられた原体験があり、1本の太い軸があります。

他の人がどのように生きてきたのかを追体験することで、新しい発見や考え方に出会えたり、勇気をもらったりすることで自分の新たな可能性が広がります。

具体的な方法としては、自分のライフストーリーを語り、他者のストーリーを聞くというリトリートに参加することや、人生経験のシェアリングサービスを展開するメディアをチェックしてみるなどの方法があります。

③視野を広げるためには「存在意義」を定義しよう

’’視野を広げる’’というと、「いろんな人と出会う」や「いろんな場所に行ってみる」という方法に目が行きがちですが、自分の’’視点’’という空間軸を広げる方法も知っておいてください。

同じ物事や出来事でも、自分の視点→他者の視点→社会の視点→世界の視点と空間を広げて捉えられるようになると、たとえ自分のことでも俯瞰して考えられるようになります。

Ayana
Ayana

最初は難しかしいかもしれませんが、視点をあげるイメージをしてみてください。

視点をあげるための私のオススメな方法は、自分の「存在意義」を定義することです。

存在意義とは、「自分が居ることにより生み出される価値」「この世界に生きている重要性」を指し、自分の存在意義を明確にすることで、自然と抽象的な考え方ができ、視野が大きく広がっていきます。

たとえば、仕事に対して、’’何でこの仕事をしているのか?’’や、’’なぜやっているのか?’’などが自分で認識できるようになり、一見関係ないような小さな作業でさえも’’自分の存在意義’’につながりを見出せるため、なんら苦でなくなるなどの効果があります。

’’存在意義’’というと難しく聞こえるかもしれませんが、自分では「たいしたことないのに」と思うことで人に喜ばれたことや、小さい頃に体験したネガティヴな出来事から自分が大切にしていることなどにヒントがあります。

いずれにしても、自分が無意識で’’他者の役に立っていること’’が存在意義につながっています。

参考までにこれまで話してきたポイントも含めて、私の体験をシェアしますね。

私の人生で最も大きなインパクトがあった「異質の人」との関わり

ノマドのこどもたち

日本では体験できない人との交流:モロッコのサハラにて。家を持たないリアルノマドの家族に会いに行きました

私は現在、オンラインでコーチングセッションを行ったり、ライターの仕事をしながら、モロッコのツアープランナーとしても活動しています。

Ayana
Ayana

改めましてAyanaと申します!

今では「風の人!」と呼ばれるくらい自由に軽やかに生きていると周りから思われることが多くなりましたが、20代までは普通に会社員として働き、自分の人生にどこか違和感を感じながら生きていました。

ところが、ちょうど30歳を迎えた時に訪れたモロッコにて、イスラームの世界に触れ、何かを感じた私は、自分とはまるで違う価値観を持った「異質の人」であるモロッコの人々と関わりはじめます。

すると、自分がそれまで生きてきた価値観はガタガタと音を立てるように崩れていき、「自分は本当はどう生きたいのか?」ということを真剣に考えるようになったのです。

「違い」から得られる大きな産物

学生の頃から他国へ興味を持っていたこともあり、海外へ足を運んだのは何もモロッコが初めてではありませんでした。

もちろん、どこの国であろうと自分とは違う価値観に触れることができたり、文化や習慣の違いから見えてくるものは沢山あったりしたのですが、それまでと何が違ったのかと改めて考えてみると、文化・習慣・言語はもちろんのこと、宗教・人種など、「ここは本当に同じ地球なのだろうか?」と思わずにはいられなかったほど、まるで違う価値観の中で生きている人々と交流をしたことです。

Ayana
Ayana

この体験は自分自身に大きなインパクトを与えてくれました。

「違い」よりも「同じであること」が重要視される日本で育ってきた私にとって、「違い」から得られる大きな価値を体感したことで、日常でもむしろ「違い」に好奇心を持つようになったんですね。

そんな体験をしたことで、それまで自分が「正解と思っていた生き方」は、「人並みから外れない範囲」という制限付きで自分の人生を生きることだと気がつき、その制限を外して生きると決めたことで、会社員を辞め’’自分のやりたいこと’’を思いっきりやる生き方へシフトしていくことができました。

Ayana
Ayana

まさに視野が大きく広がり、自由に行動できるようになったのです!

小さい頃に体験したネガティヴな体験が存在意義へとつながった

「違い」への好奇心から自分の視野が広がったものそうなのですが、自分が生きていく中で’’存在意義’’が明確になったことで、その視野はさらに広がっていきました。

もともと存在意義なんて言葉を聞いても、「そんなの分からないよ!」と思っていたのですが、所属していたコミュニティーで自分の人生を振り返る機会をもらったことで、自分がやっていることの価値や意味に気づくことができたのです。

これは人それぞれなので、必ずしもそうとは限りませんが、小さい頃に体験した、あるできごとの映像が、自分の中に鮮明に残っていることに気がついたのがきっかけでした。

それは私が小学生の頃、ハーフのような顔立ちをしていたことが原因で、「おまえは外人だ!」と差別的な扱いを受けた映像でした。その時は相当ショックで、自分が世界から分断されたような感覚があったことを覚えています。

一見ネガティヴな体験ではありますが、この体験のおかげで私は自然と、「異質のものを知って受け入れる」ということを大切にするようになりました。よく考えたらその後の学生時代は、海外への興味や学びが中心だったので、「日本の外への強い好奇心」の要因にもなっていると、後から気がつきました。

自分の存在意義は違いから学び、つながりを見出すことで、「ボーダーレスな世界」に貢献することだと気がついた私は、なぜ自分がイスラムの人たちを理解しようしているのかや、なぜモロッコという遠い国へ日本の人を呼びたいと思っているのかに、単なる興味を超えた理由があったのだと腑に落ちたのです。

Ayana
Ayana

小さなことも「ボーダーレスな世界」へのつながりを見出せるようになったことで、視野が大きく広がり目的を持って取り組めるようになりました!

視野を広げることで自分の世界を広げよう!

空を飛んでいる鳥

ここまでお話ししてきたことをまとめると、視野を広げるということは、ひとつの考え方に固執するのではなく、さまざまな視点や価値観を知ったり受け入れたりしながら、自分が起点となって選択肢を広げることです。

’’視野を広げる’’と聞くと、「全体を把握する力」や「知識の量」といった’’スキル’’や’’量’’を自分に取り入れようとしてしまう人も多いかもしれませんが、大切なのは、その’’意識’’の部分や’’範囲’’の広さです。それは、’’選択肢の広さ’’を持っているか否かとも言えるかもしれません。

そのためには、自分のことを理解すること、他者を知って受け入れること、そして世界と自分との繋がりに関心を持つことが大切なので、そこを意識することから始めてみてくださいね。

視野を広げることであなたの世界が大きく広がり、幸せに生きていける選択ができるよう応援しています!

モロッコを愛する人

Ayana

Ayana

「人の人生の役に立ちたい!」と探究し続けるも、何ができるのか分からず人生迷子に。30歳の時に行ったモロッコがきっかけで、アラビア語とイスラームを学び始めると、人生が思わぬ方向へ。 現在は会社員を退職し、多拠点生活をしながらコーチング・対話・ライティングを通して"自分色の人生を生きる人"を応援&サポートしています。持ち前のポジティブマインドで軽やかに生きるを実践中。 夢はモロッコのリトリートツアーを提供すること。

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